こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ山本敦志です。
夢を叶えるマインドチューニング解説第一弾「ゴール設定①」
今回はゴール設定についてお話ししたいと思います。
ゴール設定については「オーセンティックコーチング」という苫米地博士の新刊にコーチングにおける新しい知見が記されていますので、是非一読されることをお勧めします。
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さて、コーチングにおいて最も重要といってもよいのがゴール設定です。
特にゴールを現状の外に設定することはセルフコーチングでもパーソナルコーチングでも極めて重要ですのでじっくり解説していきます。
現状とは現在の状況とその状況が続いている未来の状況です。
わかりやすいように一つ例をあげてみましょう。
ある会社員の係長がゴールは「課長になる」ことと掲げたとしましょう。
これは現状の中のゴールと捉えます。
そのまま行くとそうなりますよといったことは現状なのです。
では課長、部長、ではなく「社長になる」ではどうでしょうか?
実はこれも現状となります。
もちろん高いハードルを越える必要はあるでしょうが、それでも理想的な現状として
それは現状とみなします。
現状とは理想的な未来を含めて、現在からこのままの状況が続いているであろう未来までのことなのです。
では現状の外とはどういうことでしょう?
例えば、現在勤務している会社の社長になることは困難かもしれませんが、ああしてこうしてやっていけばなれるんだろうなというイメージが持てるはずです。
仕事で結果を出し、社内の人間関係を構築し、あの席からあの席へと移り、最終的にあの部屋へ行くんだろうなとイメージが持てるのではないでしょうか。
それに対して現状の外のゴールとはゴールの達成の仕方など全く見えない。
どうやればいいのか全くわからないことなのです。
人はスコトーマがあり、現状の外は見えないようになっています。
ですから、達成方法もわからないのです。
そんなところにゴールを設定せよというのが、現状の外にゴールを設定するということなのです。
ぶっとんだゴールという言い方をする場合もあります。
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例えば先の会社員の例でいえば、現在勤務している会社の社長ではなくて、全く違う会社を立ち上げてその会社の社長になるというのはゴールとなりえるのです。
この場合、最初はやり方など全くわからないと思いますが、それでよいのです。
ゴールを設定することにより、スコトーマがはずれてやり方がみえてくるのです。
ゴールの達成方法は後のブログで解説するとして、では何故このような現状の外へのゴール、ぶっとんだゴールが必要なのでしょうか。
私たちの能力は実は潜在的にはすごい能力を秘めています。ところが能力を抑える機能もまた備えてしまっているのです。
無限の可能性はあるが何もしなければ発揮できないようになっているといえばわかりやすいかもしれません。
その無限の可能性を発揮させる第一歩が現状の外へゴールを設定するということなのです。現状の中にゴールを設定しても秘めた能力を発揮させることはできません。
また、それよりもよろしくないことは現状の中にゴールを設定するということはどこかの誰かが決めた枠内でしか、自分の人生を生きることが出来ないということなのです。
私たちのマインドは子供のころには親や教師、大人になってからはテレビなどのマスコミの影響(洗脳?)により他の誰かに刷り込まれたマインドで生きています。
この他の誰かに刷り込まれたマインドは現状の枠内に閉じ込められており、なかなか出ることができません。
そしてそのことにより、あらゆる人生の不満が生じています。
ですから、その枠から飛び出していくことがとても重要なのです。
自分ではない誰かに決められた人生を選択しますか、それとも自分の思い通りの人生を選択しますか、という問いに誰もが後者を選びたいに決まっています。
そのためにもゴールは現状の中ではダメなのです。現状の外です。
まずは現状の外にゴールを設定してみましょう。
現状の外にゴールを設定すれば、スコトーマが外れて新しい景色が広がります。
それと同時に自分が成長するための扉が出現します。
扉が見えたらその扉を開いていきましょう。いくつもの扉を開きその度ごとに成長していくと、そのときはじめて自分が本当に目指したいゴールに出会えるのです。
例え、今がどんな状況だろうと現状の先にゴールを設定した瞬間からあなたの人生は変わります。
さあ!コーチングの開始です!