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日別アーカイブ: 2017年2月24日

スポーツ選手はメンタルコーチをつけることで飛躍的に成長する。

こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志です。

 

プロスポーツ選手はなぜメンタルコーチが必要なのかというテーマでいきたいと思います。

 

 

プロスポーツ選手は極限の心理状態の中で最高のパフォーマンスを出す必要があります。プロスポーツ選手は相対の関係で負けると思った時点で負けることを知っています。

 

当然、単に強気になるというだけでも勝てない。

 

揺れる心の動きをコントロールすることが自分のキャリアに関わることを痛いほどわかっているからこそ、メンタルコーチを必要とするのです。

 

それではメンタルコーチの役割とはどういったものなのでしょうか。

 

メンタルコーチの役割は冷静にさせること。リラックスさせること。集中状態を維持させること。といったことがあげられます。

 

しかし、中でも一番重要なことはエフィカシーを下げさせないことです。

 

どんな場面においても高いエフィカシーを維持することです。

 

あらゆるスポーツはその対戦相手がいたとしても、最終的には自分のマインドとの戦いになります。

 

テニスなどでは、ネットの向こう側の相手と戦っているように見えますが、(実際戦っているのは事実です)その相手は自分の脳内にいるのであって、その脳内で相手に負けてしまえば、結果もそのまま表れてしまいます。

 

対戦相手が自分の脳内にいるとはどういうことか?

 

視覚などの五感はあらゆる感覚器を通じて、結局、脳内の神経ネットワークを通じて情報として認識されます。

 

つまり、この世界の全ては脳内には情報として伝わっていると言えるのです。

 

だから、目の前に映った対戦相手も自らの脳内の情報として認識されているということです。

 

ということは脳内、ここでいうなら心でしょうか。マインド、メンタルという言葉でも同じです。

 

メンタルに統一しましょうか。

 

メンタルが相手に勝つか、負けるか。

 

このことが、パフォーマンスに及ぼす影響ははかり知れません。

 

私はこれが全てと言っても過言ではないと思っています。

 

もちろん、その試合の時だけという意味合いではなく、何週間も前から、いやそのスポーツを始めたときからずっと勝つメンタルを作り上げてきた人が、強い人なのです。

 

気づかれた方もいるかもしれませんが、

 

実はこのメンタルの強さとはゴールの大きさのことなのです。

 

大きなゴールを掲げてその自分にふさわしい自分のイメージを長年トレーニングと共に培った人がメンタルの強い人と言われる人であり、成功を手にしている人なのです。

 

そして、成功しているスポーツ選手は、このようなゴールの設定の仕方を教えてくれた存在が必ずいます。子供の頃では親になるでしょう。

 

卓球の福原愛選手や、イチロー選手、タイガーウッズにしても、必ず親がそばにいて精神的サポートを行ってきました。

 

メンタルという領域も、心理の技術です。誰かのサポートがなくてはうまく自分の心を乗りこなせないのです。

 

一人の力で乗り越えていくことは極めて難しい領域なのです。

 

これがメンタルコーチが必要な理由です。

 

スポーツ選手はメンタルコーチをつけることで飛躍的に成長することを知っていただけたでしょうか。

 

goldfish jumping out of the water

無意識を利用してゴールを達成させてしまう秘伝

こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志です。

 

ふと気づいたら、ゴールが達成されてしまっていた!を引き起こす方法があるとしたら興味がありますか。

 

あるんです。

 

これをプライミングを働かすといいます。

 

お腹がペコペコな状態を想像してみてください。

 

お腹がペコペコな状態でどこかのお店にお弁当を買いに行くという場面です。

 

死ぬほどペコペコです。

 

そして遠く、離れたところにお弁当屋さんの弁のロゴが目に入った状態です。

 

あ、お弁当屋さんだ!やったー!という場面

 

次にお弁当を食べ終わった場面を想像してみてください。

 

ふー。うまかった。

 

という場面です。

 

では、質問です。あなたはお弁当屋さんまでの道のりで、すれ違った人の顔や、車、電柱に貼ってあるポスター、子供が遊んでいた場面など覚えているでしょうか。

 

お腹がペコペコで、お弁当を食べているというイメージに向かって激走している状態では人の脳は、その過程でお弁当以外の情報は遮断します。これをRASの働きと呼び、遮断された情報のことをスコトーマと呼びます。

 

人は欲しいものを手に入れるとき、あえて、その欲しいものに関係ない情報を遮断して一目散に欲しいものを手に入れるという行為ができるようになっています。

 

ゴール達成にもこの手法を使おうじゃないかということです。

 

これを無意識を利用するマインドの使い方というのですが、あなたが心から欲しいゴールに向かって激走し、ふと気づいたら手に入っていた。ということを引き起こすのです。

 

その為には、欲しいというエネルギーをどんどんと燃え滾らせます。ゴールを達成したいという臨場感をあげて手に入れたら気持ちがいいという感情を今、味わうのです。

 

お弁当の例で言えば、よだれを出しながら走っている感じです。

 

よだれが出ている状態は、脳の中ではお弁当を食べているイメージをしている状態と言えます。

 

つまり、ゴールは達成されていると思い、感じるのです。

 

すると、あなたの無意識は食べているイメージと現実を合致させるために、あわてて、それを達成しようとするのです。

 

よいですか?

 

ゴールは達成されているというイメージを強く、強くしていくのです。

 

その結果、気づいたらゴールが達成されていたといった具合に無意識があなたをその場所に連れて行ってくれるのです。

 

human brain on a running machine

ゴールを親しい人にも言っちゃダメな理由

こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志です。

 

なぜ、親しい人にもゴールは教えない方がいいのか?

 

コーチングでは「ゴールはコーチ以外には言わないようにしましょう」とすすめています。

 

理由は、親しい人、親や先生、友達であってもあなたのゴールを下げさせる、ドリームキラーの要素を持っているからです。

 

そんなはずはない!

 

と思う方も多いとは思います。

 

しかし、実際はほとんどの場合において、あなたの親しい人はドリームキラーとなります。

 

理由は簡単です。

 

認知科学をベースとしたコーチングではゴールは現状の外に設定した方がよいとされています。

 

では現状の外とは何でしょうか?

 

それは常識外れであるということなのです。

 

常識から外れているから、あなたの周りの人たちはそんなの無理だよ、とかそんなの叶いっこないよと言いたくなるのです。

 

科学的には常識から外れたゴールを設定した方がよい。

 

しかし、その情報を皆が持っているわけではない。ということです。

 

普通はよい情報なら皆が取り入れようとするのですが、なぜこの情報は皆が取り入れないのでしょうか。

 

それは取り入れてしまうと自分も変わらずを得ないからです。

 

あなたが変わりたいと思っていても、あなたの親しい人はそう思っているとは限らない。

 

逆にその人たちの無意識は現状のままで居続けたいと思っているからなのです。

 

あなたが変わってしまうと、その人たちはとても居心地が悪くなります。

 

現状のままで居続けたいという気持ちが揺らいでしまうのです。

 

だからあなたに変わらないように仕向ける。もちろん無意識にです。

 

そんな現象が起こるのです。

 

だから、ゴールはコーチに以外には言わない。という教訓が生まれたのです。

 

ではコーチとはあなたに何ていうか。

 

まーそれはコーチングセッションでのお楽しみということで。

 

あなたがゴールを達成していくためには、全てとはいいませんが、多くの場合親しい人にはゴールを言わない方がよい。というのがコーチングのプリシンプルということです。

 

是非、覚えておいてください。

 

dog listening with big ear