こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志です。
今回は質問にお答えします。
ワークショップでMさんから頂いた質問です。多くの人とシェアできればよいなと思います。
自分ではない誰かに対して、ドリームキラーにならないように、エフィカシーを上げてあげる言葉のかけ方は?という質問でした。
言葉のかけ方について、言葉とかけ方の二つに分けて考えてみましょう。
まずは言葉、言葉は情報を乗せて運ぶ船みたいなものと考えてください。情報内容があって、それを効果的に相手に伝えるための伝達手段が言葉なので、情報が乗っている船が言葉であるということです。
言葉を船として捉えたときに、大切なのはその船が乗せている情報内容です。
何を伝えたいのかという内容です。
何を伝えたいかはその時、その場、そして伝えたい相手が誰かによって変わってきます。
そして言葉はその時に自分がその内容を一番適切に伝えることが出来るであろうと考えた選択となります。
とりあえずここでは、言葉の選択はMさんのその時の思いつきで生まれるものであると知っておいてください。
次に言葉のかけ方を考えてみましょう。
例えば、怒っている場合を考えてみましょう。怒っている場合は言葉のかけ方が荒々しくなったりします。
対照的にプレゼントをもらった時にうれしくて、お礼を言う場合はどうでしょうか。
「ありがとう」という言葉を笑顔で投げかけるのではないでしょうか。
つまり、言葉のかけ方は、その時の心理状態が影響を及ぼすと考えられます。
さて、ここで本題です。誰かのエフィカシーを上げてあげる言葉を投げかけようと思うならば、心理状態があなたはもっと高いエフィカシーなんだよという状態になっている必要があります。
伝えたい内容が私はエフィカシー低いけど、あなたは頑張れよという情報内容であれば、どんなきれいな言葉を選択しようが相手に響くことは少ないでしょう。
整理をしましょう。
相手のエフィカシーを上げるためにはまずは自分のエフィカシーが高い必要があります。そしてその上で相手ももっと高いエフィカシーを持っていて当たり前だと思っていることが重要です。
本来、この状態でそばにいるだけで伝わります。
それをあえて言葉にしてあげたい場合はその時に一番いいなと思う言葉を選んで投げかけてあげてください。
言葉を使うかどうかも大事ですが、その前にMさんがその相手に対して心から高いエフィカシーを持ってねと思っていることが、ずっとずっと重要なのです。
その思いがあればそれがどんな言葉であれ必ず伝わります。
Mさんが相手のエフィカシーをあげてあげたいという思いが生まれた瞬間から情報のやりとりが始まっているのです。そしてそのエフィカシーを上げてあげたいという情報が言葉という船にのって相手に届いたときに一応の完結となると考えてください。
Mさんのエフィカシーをガンガン上げていって、周りのエフィカシーもガンガン上げていってください。
それからMさんのような方はドリームキラーにならないようにということを考える必要はないと思います。ドリームキラーをブッ飛ばす存在だと思いますよ。
そんなMさんを見て私もまたガンガンにエフィカシーを上げていこうと思います。