苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志のブログ
どうすればゴールは達成されるのか?
我々は認識するということにおいて、同時に二つのゲシュタルトを維持できない!というところから入ってみよう。
これはどういうことかというと現状の私とゴールを達成する私は同時に存在できないということだ。
現状の私にとってみればゴールを達成できていない。理由はゴールの達成の仕方がわからないからである。わかっていれば現状はゴールを達成している状態になっているはずである。
現状の私がゴールの達成方法がわからないのは現状の私の場にいているからだ。
その場からはゴールの達成方法が見えないのである。これがスコトーマの論理だ。
ではどうすれば見えるようになるのか?
答えはゴールを達成した場に行くのである。
ゴールを達成した場に行けばゴールの達成方法が見えてくるというカラクリだ。
しかし、ここで問題が出てくる。冒頭で述べたゲシュタルトは一つしか維持できないという脳の認識作用により、現状とゴールのどちらかが選ばれなければいけない。そしてゴールを達成した場のゲシュタルトを選択させなければならない。
ここでもうひとつキーワードを知っておく必要がある。どちらのゲシュタルトが選ばれるかは臨場感が強い方ということだ。
つまり現状の臨場感よりもゴールの臨場感の方を強める必要があるのである。
これはちょっとやっかいだ。
なぜなら現状とは我々にとって臨場感マックスな状態といってもよいだろう。目の前に広がっている世界が現状なのだから。
ここを打破することが超重要事項なんだ。
目の前に広がっている現状と思われる世界よりも強い臨場感で持ってゴールをイメージする。
現状よりもゴール達成した世界こそが当たり前と思える状態を脳内で作り上げる!!
するとまずはスコトーマが外れてゴールの達成方法が見えてくる。
それはまるでどこか遠い場所に置き去りにされても必ず自分の家にまで戻ってこれるような現象と同じだ。
ここでいう自分の家にあたるものが現状の私なのか、ゴールの私なのかが全てを決める。
仮に自分の家にあたるものが現状の私であった場合は現状の私の元に帰ってきてしまう。
だからこそゴールの私が当たり前になるまで強いイメージを作り上げる必要があるのだ。
その方法は色々ある。
セルフコーチングにおいて代表的なのはアファメーションであり、パーソナルコーチングではセッションがそれにあたる。
セルフコーチングの話はこれまでもブログで触れてきているのでそちらに譲るとして、少しパーソナルコーチングを紹介しておこう。
パーソナルコーチングのセッションの空間とは強制的にゴールの臨場感に導く。自分ではうまくできなくても、コーチはゴールの臨場感がガンガンに上がっていくようにしていく。
もしゴールの臨場感があがらず、現状の臨場感があがるようならそれはコーチングとは言わない。そのコーチはやめた方がよいと思う。
セルフコーチングはどうしても変わりたいのも自分であれば変わりたくないのも自分なのでそのジレンマの分だけうまくいかなかったり、時間がかかったりする。
それに比べるとパーソナルコーチングはよい意味で無意識に強制的に変わることを促していくようにするために効果ははるかに高い。
どちらにしろコーチング抜きにして変わることは難しいのである。