コーチとなって以来、コーチの役割とはなんだろうかと問い続けている。
今現在は私はコーチの役割とはこのように考えている。
まず、コーチにとって重要なことは「人は変われる」「人は成りたい者に成ることができる」と知っていることである。そしてそれをクライアントに伝えるのが役割である。
もちろん、私も変わろうとすると葛藤が起きる。ブリーフシステムを変えようとすると現状維持のホメオスタシスが働き、変わることを阻止しようとする力に日々遭遇している。しかし「心から変わることができる」と知っているからそんな力にも負けずにいられるのだろうと解釈している。だからやはり知っているということがまず重要だ。
変わることがなぜできるかという知識は、苫米地式ではとても深い、知っても知ってもその奥がある。それは背景に哲学、数学、認知科学、脳科学、心理学などの学問体系がしっかりあった上での理論体系だからこそだ。それを学んだからこそ心から変われるとと思うのだろう。
しかし、どのようにすれば相手に伝わるのか?伝えるということをいかに効果的にしかも確実にできる能力がコーチの能力になる。
伝えるうえで重要なのがコーチの在りかただと考えている。つまり私自身がどのように生きているのかということ。私や私の仲間である、コーチがエビデンスとなっているのかどうか?
実践しているかどうか
コーチはすごい人ではないと思っている。(苫米地博士はすごいと思っているが)しかし、コーチは実践している人であることがとても重要だと思っている。実践すると恐怖、不安という者の存在を知る。そして勇気の必要性も知る。そんなことがわかるからこそクライアントの背中を押してあげることができる。
だからブリーフシステムをぶち壊すことを実践していることは要件だと思う。
コーチングのセッションではそんな空気感が伝わってクライアントもまたブリーフシステムをぶち壊してやろうという気になるのだろう。
するとだ。
クライアントもブリーフシステムをぶち壊して実践し始めた時点でコーチと同じになる。
そう私はコーチの役割とはリードすることだけではなく、クライアントだけにとどまらず、関係する人すべてと共に励ましあいながら、歩むことだと思うようになった。
コーチングにおける知識はあるゲシュタルトが形成されると「できる」「変われる」ということに集約される。至ってシンプルな知識だ。
そして実践とは日々起こることに対して、自分がやりたいように選択して、勇気をもって行動するということに集約される。
できると思って行動している人はコーチでなくてもたくさんいる。逆にコーチであっても乗り越えることができるのかといった不安を持つことだってある。
コーチとクライアント、親と子、師と弟子、すべての関係が双方向性を持っている。お互いに影響を及ぼしあいながらダイナミックな縁起の関係性を作っている。そんな風に自覚するようになった。
私がコーチとして影響を及ぼしていることもあるが、私がクライアントやアドバイスをした人から影響を及ぼされていいるということに気づいたということだ。
これからも私はあなたのコーチとしてより、自由に、より楽しく、より強く、歩んでいこうと思う。
もし、あなたが変わりたい、と思っているのなら共に歩んでいきましょう。そんなあなたに影響を及ぼされ、また成長することができると思っています。もちろんコーチングの効果はいうまでもなく絶大ですからあなたも大きく変わっていくことになると思います。
より高いゴールに向かって共に!