今回はプロスポーツ選手のエフィカシーについて説明したい。
以前の記事で勝敗や順位をゴールにしてはいけないと述べた。
しかし、プロの世界においてはそんなこと言ってられないのではないかという意見があったので、プロ選手について考えてみようと思う。
プロの世界はファンがいて成り立っている世界であることは周知の事実だろう。ファンとは一般企業ではお客様のことであり、グッズや入場料などの収益源はそのお客様から得ている。
そして、プロ選手はその収益から報酬をもらっているという職業だ。
プロの球団や組織は勝敗や順位によってその収益が変わってくるのだから資本主義のルール、会社のルールに則れば勝つ必要があるし、優勝するために運営しているといってもよい。
だからこそプロ選手は勝てる選手が高い報酬を得ることができる。
当たり前の話である。
ゴールがプロスポーツ選手で、最高額の年棒をもらうんだとうゴールは全然悪くない。
この引く手あまたの勝てるスポーツ選手になるために、勝つことをゴールにしてはいけないというのは、選手として成長していくときに、勝敗にこだわりすぎて自分のパフォーマンスへの成長を阻害しないようにという意味である。
最高額の年棒をもらえる勝てるプロ選手とはこのパフォーマンスが他の選手よりはるかにずば抜けている選手のことである。
24時間365日ずっと自分のパフォーマンスのことだけを考えているのがプロの中のプロ、超プロである。
そして、そんな超プロ選手のエフィカシーとは
勝って当たり前、優勝して当たり前なのである。
勝ちたい、優勝したい、一位になりたいは裏を返せば勝てるかどうかわからないから勝ちたい。優勝できるかどうかわからないから優勝したいわけだ。
当たり前に思うマインドは非常に重要なポイントだ。
確信パワーともいう。
当たり前、確信しているとどうなるか。
ホメオスタシスの説明を以前した。このホメオスタシスが勝つことに働いているとことだ。ホメオスタシスは当たり前、確信しているところに強烈に働き、結果を引っ張ってくる。
負けそうになるとすごいパフォーマンスを発揮してミラクルを起こすことができたり、
ミスをしても、そのあと劇的にパフォーマンスがあがったりする選手を見たことがあると思う。
それはその選手にとってみれば勝つことが当たり前になっているから負けそうになると「なんかおかしい」というマインドの力が働いて元に戻そうとする。これが認知的不協和とも、ホメオスタシスともいうものだ。
いつも楽勝で勝つ相手に偶然が相次いで、リードされてしまったときなどに、スポーツ選手なら誰でも、マインドの中にもわもわと、何らかの高揚を覚える体験をしたことがあるのではないだろうか。
これがホメオスタシスというものであり、勝つという状態に戻そうとする働きのこと。
その力が働いた時には結果的にも本当に勝利してしまう。
プロの世界とは
小学生、中学生、大学生、社会人と常にトップを走ってきた選手であろう。
そしてそのトップを集めたプロの世界で、この勝つというホメオスタシスを維持するというのは並大抵のことではない。
しかし、マインドの世界の中でこのホメオスタシスを維持することに成功し、勝つことなんて当たり前と思える選手を超プロというのだ。
そして、この「俺、私は勝って当たり前」思うマインドをエフィカシーと呼ぶのだ。
思い出してほしい。エフィカシーの定義とはゴールを達成する能力の自己評価のことだった。
勝つことを達成することのできるパフォーマンス能力の自己評価だ。
自己への圧倒的パフォーマンス能力への自己評価、
このエフィカシーがあって
プロ選手にとって至上命題でもある、勝つという選手になることができるのである。
スポーツにとって勝敗はどうでもよい。順位はどうでもよい。
えーと思われただろうか?
ゴール設定で注意してほしい、とても大事なことだ。
勝敗や順位を過剰に意識しすぎるとエフィカシーを下げてしまう。絶対負けないぞと思えば思うほど脳は負けを意識するようになる。勝とうとするればするほど同時に負けを意識していることにもなるのだ。
スポーツをやってればもちろん勝つとうれしい。
しかし、そのうれしいと思うブリーフシステムを一度疑ってみる必要がある。
スポーツを子供のころに我々は学んだ。教えてくれたのは先生や親やコーチや監督と呼ばれる人だっただろう。
その人達から勝つ重要性を叩き込まれている。それは直接的に言われることもあったろうが、無意識的にも徹底的に刷り込まれていると思う。
例えば、負けたらコーチや監督が説教してくる。それを悲しそうに親が眺めている。そしてそんな暗い状況下の中で仲間も申し訳なさそうな雰囲気を醸し出している。
そんなあなたは「あー負けたらだめなんだ」と心に刻み込む。
逆に勝った時にはお祭り騒ぎのようにみんなで楽しんだり、褒めてくれたりしたのではないか。
こんな状況であなたの重要性は
勝つことが善であるという強烈なブリーフシステムの形成をおこなったんではなかろうかとうことだ。
勝負けや順位はスポーツにおいては結果である。
大事なのはゲーム性とその中でいかに超一流クラスのパフォーマンスを発揮できるかということだ。
ゲーム性とは、一定のルールの中でどれだけのパフォーマンスを発揮できるかということ。ゴルフのハンディキャップや野球のプロやアマの区別、各種競技での体重別、年齢制限などを課して、戦う者同士の力の差をあわせて、その中で各々がパフォーマンスを発揮させてゲームとして楽しむことである。
スポーツにおいてのゴールは,勝つことや順位にしてはいけない。
びっくりするかもしれないがいけない。
なぜかというと
先ほども言ったがあなたを超一流アスリートにするためのエフィカシーが下がってしまうからだ。
アファメーションの11のルールの中のひとつにも比較をしないという項目があったことを思い出してほしい。
相手が負けて、自分が勝つとうれしい。は比較、優劣だ。
それはだめ!
ではどうするか
あなたのパフォーマンスに焦点をあてるのだ。
それが今は10秒台だが、9秒台をだしてやるぜ!であったり
どんな緊迫した場面でも焦らず、自分らしいプレーをやり続けるぜ!であったり
と自分のパフォーマンスにおけるゴールを設定してほしいのだ。もちろんコンフォートゾーンの外にね。
サッカーワールドカップブラジル大会でのメッシの活躍を思いだした。
アルゼンチンはベスト4で敗れはしたが、メッシはMVPを獲得した。
僕から見ると、ワールドカップという大舞台にも関わらず、メッシは常にリラックスを続けてプレーしたように見えた。メッシは普段から運動量は抜群に少ないのだが、あんな大舞台で、他の選手が命をかけてプレーしているような状況を間近でみながらも、ひょうひょうとのんびり、プレーしていたようにみえた。
メッシのこころのうちは知らないが、どんな状況下でも影響を受けず最高のパフォーマンスをするための選択ができるというのは超一流の証だろう。
あなたのゴール設定に勝敗や順位を持ち込むのはやめてほしい。
あなたのパフォーマンス、チームのパフォーマンス
これを超人級にしたときに、勝敗や順位は結果としてついてくると思ってください。
人はゴールを設定しなければどうなるのか。
時間は未来から過去へと流れている。未来からどんどん押し寄せてくる出来事たちの中で、我々の認識とは重要であることだけを拾い出して生きている。
ゴールを持っているということは未来の方向をむいているということだ。
川で例えると、川上を見ている状態がゴールがある状態。未来を見据え、チャンスが流れてきたときには適格に拾っていくことができる。
ゴールがない状態とは、川下を見ている状態のことだ。過去のことばかり気にしている状態だ。過去をみていて未来から流れてくるチャンスを拾うことができるだろうか。みつけたときにはすでに流され遠ざかっていっているのだからチャンスはつかめない。
ゴールを設定するからこそ成功ができるという意味は、未来を見据えているからこそチャンスが拾えるともいえる。
逆にゴールがないとは現状が続いていくということだ。現状のゲシュタルトは過去の記憶でできているのだから、現状のまま生きるとは過去を生きているということができるのではないか。
また魚が陸に上がった話をする。
陸にあがった魚がいたように深海にもぐった魚がいたはずだ。その魚は深海魚となる道を選んだ。
光も少ない、餌も少ない、暗い世界、その中で生きるという選択をした魚。
僕から見るとゴールのない世界とは少しずつ、少しずつ、深海にもぐっている人生に見える。もちろんどちらがいい、悪いというつもりはないのだが。
僕はゴールのある人生を望むし、ゴールのある人生を望む方のお手伝いをしたいと思っている。
ルー・タイスが教えてくれた言葉に
it’s my choise
がある。
ゴールを持たず現状を生きる道もit’s my choise
未来にゴールを設定して生きる道もit’s my choise
またどんなゴールにするか、すべてit’s my choise
そんなあなたを心から応援することが僕のit’s my choiseだ。
過去の出来事、環境、年齢、など一切関係ない。誰であろうとゴールを持つことはできる。今から、でっかいゴールを持つ気になってくれたとしたら幸いだ。
亡きルー・タイスの多くの言葉に感謝を込めて。
今日はゴール設定について。
ゴールはコンフォートゾーンの外側に設定することの重要性は嫌というほど言ってきたつもりだ。
だが、まだ言う(^-^)
魚が陸にあがることを進化と呼び、陸のことをコンフォートゾーンの外と呼んだ。
現実的に考えてみると、苦しいところになぜ行かないといけないんだ?と思う人もいるだろう。
そこのところを突っ込んで考えてみたい。
魚達の世界、海の中でライバルの魚も増え、その分餌にありつける頻度も減り、しかも自分を食べようとする魚も増え、しかもそいつ達もまた、飢えている世界があった。
毎日が食うか食われるかの世界だ。
その分大量に子孫を残そうと試みるが、ほとんどが卵からかえることもなく、食われていく。そして何とか卵からかえったとしても、稚魚の段階で食われていく。そして命からがら成長を遂げたとしても、大きな魚の大群に食われていく。
もう、やってられるか!!
という魚がいたとしよう。
この魚が陸を見た。
すると陸にはライバルもいない!餌もたくさんある!こんなパラダイスのような世界に住めたらどんなに素晴らしいかと思った。
コンフォートゾーンの外の世界とは慣れ親しんだ世界ではないので、緊張もするし、勇気もいるし、恐怖もある。そんな世界になぜ行きたいのか?
それはもちろん自分が行きたいからだ。
おわかりだろうか?
ゴールというのはあなたが心から望んだこうあれば超うれしい、楽しい、誇らしい、という感情を伴った世界のことである。
我々は幼少のころから努力を美徳とし育てられてきた。そしてHAVE TO(しなければならない)ですることを当たり前として受け入れてきた。そんな人がコンフォートゾーンの外のゴールと言われると努力を死ぬほどする世界、HAVE TOなことを死ぬほどする世界のビジョンが出ることがある。
そんなゴール嫌に決まっている。
ゴールはあなた自身が心からうれしい、楽しい、気持ち良い、ハッピーと思えるもののことだ。
だからこそゴールを達成したいのだ。
先ほどの魚も陸の世界が超ハッピーな世界に思えたから、ゴールを設定することを望んだのだ。
その結果が
うー苦しい!呼吸ができない!という出来事が起こり、このままではだめだ!なんとかしなければ陸に行けない!という問題が生まれ、そこで俺にはできるというエフィカシーにより肺呼吸という進化を生んだのだという順序を理解してほしいのだ。
まず、ゴールはあなたが感情を含めて心からハッピーと思える世界のこと。
そしてそれに向かっている最中が全て苦しくないことでなないということ。
そして、その苦しい姿をはたから見ていると、あんなしんどいことして努力家ねと思われるかもしれないが、当の本人は努力でもなんでもないということ。
つまり。ゴールを達成したいときにやることは楽しかろうが、苦しかろうがすべてがWANT TOであるということ。
今回はここを理解してほしかった。
そして付け加えると
なぜゴールが設定されたかというと魚は現状に不満を持ったからだった。
現状への不満こそがゴール設定へのヒントとなることを知っておいてほしい。
だからこそ現状への不満は大いに結構なのだ。
やってられるか!!と言ったあの魚だけが進化の道を遂げるのである。
アファメーションを毎日書くことがなぜ重要なのか、そのことを考えるために
・アファメーションの重要性
・アファメーションを毎日唱えることの重要性
・アファメーションを書く重要性
この3つに分けて考えたいと思う。
まず、アファメーションの重要性はといえば、脳に現状のゲシュタルトを選択させずにゴールのゲシュタルトを選択させるために非常に効果的だからだ。言い換えるとゴールを達成するための一番の早道だからだ。
ルー・タイスの理論によれば、脳は一つのゲシュタルトしか維持することができない。そのゲシュタルトといえば通常は過去の積み重ねの現状というゲシュタルトが選ばれる。我々が何か夢をかなえたい。目標を達成したい。変わりたいと思った時に夢がかなわない、変わらないのはこの過去の積み重ねの現状というゲシュタルトが維持されてしまっているからだ。この現状を維持するというパワーは強烈で、強烈にもとに戻ろうとするホメオスタシスが働いているから。このホメオスタシスは生命が生きながらえるための機能でもあるので強烈なのは当然といえば当然といえる。
セルフコーチングにしても、パーソナルコーチングにしてもこの現状VSゴールのゲシュタルトの選択の戦いにおいてゴールのゲシュタルトが選択させなければゴール達成することができない。つまり強烈な現状維持のパワーに打ち勝たなければならない。
その方法論の代表がアファメーションといえる。
アファメーションという用語のほかにもセルフトークのコントロールや、ヴィジュアライゼーションといった方法論があるが、これらを機能させるためにアファメーションが必要である。
例えば、すべてのセルフトークのコントロールは無意識を含めて考えるとコントロールするのは大変だ。実質アファメーションだけが自分をコントロールできる唯一の手段であるといえると思う。これらのことからアファメーションがゴール達成において重要な要因であるといえるだろう。
次に毎日唱えることの重要性だが、アファメーションは唱える回数が多ければ多いほど達成するスピードはあがるとルー・タイスは言っている。だから、毎日唱えるということは達成するスピードをあげることになるのだ。
ルー・タイスも最低朝晩2回が望ましい。できれば5回唱えるとよい。と言っているので、毎日何回でも、多ければ多いほどよいといえるだろう。
理論的には先ほど述べたようにやればやるほど、現状維持のゲシュタルトに代わって、未来のゴールを達成している状態を現実だと認識しやすくなる。このことが毎日(なるべく多く)唱えることが重要な理由だ。
最後にアファメーションを書くことの重要性を考えたいと思う。書く
ということはその作業を通じて自分のアファメーションを見直すことにもつながることになると思うので、⑧の「記述の精度を上げる」ということが大きな利点であるといえる。
また、書くという行為そのものが古来の、写経のような心を落ち着ける、瞑想のような効果があるようにも感じる。アファメーションを書くということは瞑想状態の中でゴールのイメージを徹底的につくりあげていくことに繋がるのではないだろうか。
アファメーションを毎日書くことによりゴールのゲシュタルトが選択され、ゴールが達成される。アファメーションの機能を最大限に引き上げることができるのである。
実践セルフコーチング
今回はアファメーションの説明だ。
超一流アスリートの道はここから開けると思ってほしい。
アファメーションは11のルールに則って正しくつくる。
① 個人的なものであること
アファメーションは一人称で書く。個人の場合は「私」チームや組織の場合は「我々」社会的な通念にとらわれたり、他人の評価を意識したりせず、あくまで自分の価値観で内容をつくる。
② 肯定的な表現のみを使い、肯定する対象のみを盛り込む
否定的な言葉や否定する対象を口にした途端に、その人のエフィカシーは格段に下がってしまうのでそのような言葉を盛り込まない。「こうなりたい」「欲しい」という表現と、その対象についてのみを記す。
③ 「達成している」という内容にする
アファメーションは、「私は○○を持っている」「私は○○をしている」「私は○○だ」といった言い回しを使い、すでにゴールを達成しているという内容にする。
④ 現在進行形で書く
「今まさに○○している」「今起こっている」などのような現在進行形で記す
⑤ 決して比較をしない
比較優位で成り立つものや相対化されたものではなく本心から生まれた絶対的なゴールの内容を記す。
⑥ 「動」を表す言葉を使う
アファメーションでは、ゴールの世界における自分自身の行動やふるまい方を表すような言葉を使うことを心がける。動を表す言葉を使うことによってゴールを達成した自分の臨場感を上げることができる。
⑦ 情動を表す言葉を使う
情動をゴールに結びつけることにより⑥と同じくゴールの臨場感はいっそう増してくる。よりリアルになってくる。
⑧ 記述の精度を高める
アファメーションは一度つくれば終わりというものではない。毎日、自分にそれを語りかけながら、気づいたことがあればその都度、修正を加え、制度を高めていくことが重要である。
⑨ バランスをとる
人生のゴールはキャリア、家庭、姻戚関係、ライフワーク、財産、住環境、地域活動、精神性、健康、余暇のあらゆる分野に及ぶ。バランスよく組み合わせて調和させてゆく。
⑩ リアルなものにする
アファメーションの文章は、その文言からゴールを達成した自分自身の姿が浮き出してくるくらい、リアルな記述にする。
⑪ 秘密にする
アファメーションは個人的なツール、ゴールもアファメーションもドリームキラーや他人の評価から遠ざけるためにも懐に大切にしまって秘密にしておくことが重要である。
その他の注意
寝る前に覚えたことは脳は記憶にとどめやすいため、自分に語りかけるベストなタイミングは就寝前。
アファメーションは一日に最低二回する。回数が多ければ多いほど達成のスピードはあがる。
アファメーションは以上11個のルールに則って正しくおこなうことが大事である。アファメーションは毎日唱えるために、非常に大きな効果があるものだ。しかし、逆に間違ったアファメーションも同じく非常に大きな効果を生む。そのためにも正しくつくることが大事である。
大切なことを伝えるのを忘れていた。
ドリームキラーの対処法を伝えとかねば。
ドリームキラーとはあなたの夢をあきらめさせようとする人たちのことだ。
どうせあなたには無理よ、などと言ったり
今までの実績を引き合いにしたり、とにかくあなたにあきらめるよう説得する人のこと。
どうだろう?よくいるでしょう。
まず、なぜドリームキラーはあなたにこんなことをいうのだろう。
それはドリームキラー自身があなたに羽ばたかれると居心地が悪いからだ。
ドリームキラー自身では親切心のつもりでいるが、中身は現状のコンフォートゾーンの中でガチガチになっているドリームキラー自身が他人に夢をかなえられるのが超嫌だから。
なぜ嫌なのか。
どうせ無理というブリーフシステムを持っている人が、その間近で無理ではないことを証明されるとブリーフシステムが揺らぐ。無理ではないのだろうかとそのドリームキラー自身が思ってしまう。すると自分も夢を叶えれると思わざるをえない。
とするとだ、
ドリームキラー自身がコンフォートゾーンの外に出ないといけなくなってしまう。
超怖いじゃん。
魚が陸にあがるというやつを自分が実践しないといけないのだから。
だから、コンフォートゾーンを死守したいわけだ。
その結果、夢を持つ人すなわち陸に上がろうとする魚たちを止めるという行動にでる。
ちなみにこれらは全て無意識に行われている。意識的には親切心であろう。あなたのためだからと。
危ないから止めておきな。
傷つくから止めておきな。
平凡が一番。
などなど数え上げればきりがないほどクリエイティブな言葉であなたを現状に縛り付けようとする。
ドリームキラーの言うことを受け入れるとゴールは達成できない。
さあ
重要なポイントだ。
いいだろうか、受け入れるのがダメなんだ。
聞くことがだめなんじゃない。
受け入れなければよい。
ドリームキラーは親や友達、教師、あなたのごくごく身近なところに多数存在している。
先ほども言ったように、その人たちは親切心であなたに接している。あなたのことを嫌いなわけじゃなく、大切に思っていると思うんだ。
だから、怒らないでほしい。
もし、ニッチもサッチもいかない状況ならば、コーチを持てばよい。コーチはあなたの夢を心から応援する職業だ。
いづれにしても、冷静に聞いて、
私のゴールは私だけのもの他人がなんと言おうが関係ない。
そう思ってほしい。
最後にドリームキラーへの対処法として、とっておきの方法を伝授しておく。
あなたのゴールはコーチ以外には言わないこと。
決してコーチ以外には言わない。
さあ、アファメーションだ
これを続ければあなたも、ゴール達成される。
マイケル・フェルプスもこれで北京オリンピックで8個の金メダルを取ったのだ。8個だよ8個!!
でもやはり続けることが大事。毎日の日課にできるかどうか。それにかかっている。
毎朝起きたらまず、アファメーション
寝る前はアファメーション
できれば24時間365日アファメーション
現状対ゴールの臨場感の戦いの話はすでにした。
脳は臨場感の高いほうを現実だと思うようにできている。現実ではない高い臨場感をもったゴールは、現状の臨場感よりも勝った時に本当にそれが現実となる。
このカラクリを使った方法がアファメーションである。
ゴールの臨場感を高める技術といってもよい。
AFFIRMATION
「言葉」があなたの人生を決める
AFFIRMATION
「言葉」があなたの人生を決める
実践ワークブック
共に苫米地英人著
共にフォレスト出版
まずはこの2冊の本を買って読んでください。大事なことだから絶対読んでください。
これらを踏まえたうえで注意点をしるしていきたい。
続く
https://www.yamamotoatsushi.jp/
エフィカシーについて
エフィカシーとは自分の能力に対する自己評価のことである。
これについて考察しよう。
ポイントは自己評価であり他者評価でないということだ。
これをはき違えている人が多い。
例えば、ほめられるとエフィカシーがあがるというのはどうだろう?
明らかに他者の評価だ。
そうではなく、自己の評価なのだから、俺はすごいでよい。誰かの言っていることなんてどうでもいいのだ。
自分で自分をすごい奴だと思っている人、思えている人をエフィカシーが高いという。
しかも、根拠もなくてよい。
昔、こんな実績があるから、俺はすごいんだ。ではこれからの新しい未来には使いものにならない。
だって、実績とは過去の実績であって、未来の実績ではない。コンフォートゾーンの外に出ていくのには使い物にならない。
とはいうもののだ
そんな風に思えないからやっかいなんだ。
魚が陸に上がるときに俺ならできると思えたらよいが、いやーでも僕えら呼吸なんですけど大丈夫でしょうか?
ひれしかないんですけど、移動できないとおもうんですけど・・・
などとなるよね。
俺なら陸でも生活できる!
とう魚が肺呼吸ができるように進化させ、足をはやさせたのだが。
やはり
いやー、でも苦しそうだし、できそうにないしと思うかもしれない。このマインドをどうするかだ。
大人の場合はそれなりに知識と経験を蓄えてきているのだから、単に俺ならできると思えるようになってほしい。ほめられたらさすが俺、褒められるのは当たり前。けなされたら、さすが俺、普通とは違うぜ。
なんと言われようが自己の絶対的評価は変わらない。変わる時とは自分が,かーわろっと思った時だけ!
心掛けることがすごい重要だ!
それがゴールへの原動力なのだから。
子供の場合は自己の評価基準がまだできていないから、ほめてあげることが大切になる。
ただし、ほめる側、親や教師はこれができたからあなたはすごいね。でななく、あなたはもとからすごいね。だからこんなことも出来たのねがエフィカシーを培うのに適していると思う。
子供に俺はすごいんだと思わせることがエフィカシーを高める教育なのであって,これができたらすごいは、自己の外側に評価基準が存在することを暗に示している。
そんな風に育てられた子供はエフィカシーを高めれないので陸に上がるようなことを成せなくなってしまう。
もちろん今の大人もそうやって育てられたからこそ、コーチが必要になってくる。
100年後はコーチという職業はなくなってしまえばいい。その代わりにみんながみんなのコーチであればよいと思っている。
個人の絶対的評価基準は自分一人のものであり、他者が干渉すべきではない。個人は他人の言うことなど気にせず、俺はすごい!私はすごい!と思えばよい。
そして違う人と関係を持つときは100パーセント相手の評価基準を尊重した上で、あなたもすごいねと思えばよい。
もちろんこれら全て言葉にして発する必要はなく、こころの中で言えばよい。
高いエフィカシーがあなたをゴールに連れて行くのは間違いない。
みんなでエフィカシーを高めあっていけたら、それこそすごい世の中だ!
僕もすごい!
あなたもすごい!
今回は抽象度の話から始めよう。
抽象度とは物理次元から情報次元に広がっている宇宙には階層があり、そのレベルがあるということだ。
物理次元が一番低い抽象度で、情報次元に向かって無限に広がっている。
わかりにくいから例えで説明する。
僕には愛犬がいる。
名前をチャックという。犬種はウエスティ。
ここにいる。
こいつそのものは物理次元に存在している。触れるし、少し臭う。
チャックはここにいる。
しかし、ウエスティはどこにいる?チャックはウエスティだがウエスティになった段階で概念になる。白くて、人懐っこくて、よく吠える。などなどの要件をそろえた犬。ここでまた犬という概念が出てきた。
チャック
ウエスティ
犬
哺乳類
生物
とだんだんと概念の階層を上がっていく。
これが抽象度の概念だ。
こいつだけ物理次元に存在していて、チャックと名付けられた段階から、情報次元にだんだんと移行していく。
ウエスティになると、もっと多くの概念を含む。犬になるとプードルも柴犬もすべての犬が含まれる。哺乳類になると僕もはいる。
このように物理次元を一番低い抽象度と呼び、無限(?)に階層性のある空間を情報空間、情報次元と呼ぶ。
もっと詳しく知りたい方はセミナーに来ていただくか、苫米地博士の本を熟読してほしい。
ここではこのくらいにして、スポーツで超一流アスリートを目指す、あたなへのレクチャーを始める。
あなたのトレーニングは何かというと、それは最適化である。魚が陸に上がったことを進化と呼び、フィンチがくちばしを環境に応じて変化させてきたことは最適化であり、退化だと話した。
その最適化をしているのがトレーニングなのだ。
えー?と思われただろうか?
競泳選手はずっと泳いでいると手に水かきができてくるという。それは早く泳ぐために体が最適化をしたのだ。そうスポーツ選手にとってトレーニングは必須であり、トレーニングなくして上達することなどありえない。
だから徹底的にトレーニングは必要だ。
しかしだ、あなたは必至でトレーニングをしたら超一流アスリートになれると思っているだろうか?
このブログで何度も話しているように、壁にぶち当たった時に何段階か進化しないと次のステージにいけないと感じていると思う。
そりゃそうだよね。
トレーニングだけなら誰だってオリンピックで金メダル取れちゃうよ。
ここで言いたかったことは最適化というトレーニングを誰よりも一生懸命にやった、その次の段階で進化しないといけないということだ。
情報空間に階層性があり、抽象度がある理屈と同じで、あなたのマインド内の抽象度を上げることが進化なのである。
そう、壁にぶち当たった時には抽象度を上げる必要があるのだ。
なかなか普通のアスリートはそれができない。
どうやってよいのかもわからないのだと思うが・・・
苫米地式コーチングにふれたあなたはそれができるということだ。
方法はすでに述べている。
ゴール設定だ。
現状では達成できないようなでっかい、でっかいゴールを設定することにより、そしてその臨場感をあげていくことにより、抽象度をあげ、進化することが可能になる。
抽象度をあげるのはこの方法しかない。
下から、よいしょと登れるようなものでなないのだ。上からゴールのホメオスタシスを働かせて引っ張り上げるしかない。
だからこそ、現状の外のゴールが必要なのだ。