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実践!アファメーション

 

実践セルフコーチング
今回はアファメーションの説明だ。
超一流アスリートの道はここから開けると思ってほしい。

アファメーションは11のルールに則って正しくつくる。

 

   個人的なものであること

アファメーションは一人称で書く。個人の場合は「私」チームや組織の場合は「我々」社会的な通念にとらわれたり、他人の評価を意識したりせず、あくまで自分の価値観で内容をつくる。

 

   肯定的な表現のみを使い、肯定する対象のみを盛り込む

否定的な言葉や否定する対象を口にした途端に、その人のエフィカシーは格段に下がってしまうのでそのような言葉を盛り込まない。「こうなりたい」「欲しい」という表現と、その対象についてのみを記す。

 

   「達成している」という内容にする

アファメーションは、「私は○○を持っている」「私は○○をしている」「私は○○だ」といった言い回しを使い、すでにゴールを達成しているという内容にする。

 

   現在進行形で書く

「今まさに○○している」「今起こっている」などのような現在進行形で記す

 

   決して比較をしない

比較優位で成り立つものや相対化されたものではなく本心から生まれた絶対的なゴールの内容を記す。

 

   「動」を表す言葉を使う

アファメーションでは、ゴールの世界における自分自身の行動やふるまい方を表すような言葉を使うことを心がける。動を表す言葉を使うことによってゴールを達成した自分の臨場感を上げることができる。

 

   情動を表す言葉を使う

情動をゴールに結びつけることにより⑥と同じくゴールの臨場感はいっそう増してくる。よりリアルになってくる。

 

   記述の精度を高める

アファメーションは一度つくれば終わりというものではない。毎日、自分にそれを語りかけながら、気づいたことがあればその都度、修正を加え、制度を高めていくことが重要である。

 

   バランスをとる

人生のゴールはキャリア、家庭、姻戚関係、ライフワーク、財産、住環境、地域活動、精神性、健康、余暇のあらゆる分野に及ぶ。バランスよく組み合わせて調和させてゆく。

 

   リアルなものにする

アファメーションの文章は、その文言からゴールを達成した自分自身の姿が浮き出してくるくらい、リアルな記述にする。

 

   秘密にする

アファメーションは個人的なツール、ゴールもアファメーションもドリームキラーや他人の評価から遠ざけるためにも懐に大切にしまって秘密にしておくことが重要である。

 

 その他の注意

寝る前に覚えたことは脳は記憶にとどめやすいため、自分に語りかけるベストなタイミングは就寝前。

アファメーションは一日に最低二回する。回数が多ければ多いほど達成のスピードはあがる。

 

 アファメーションは以上11個のルールに則って正しくおこなうことが大事である。アファメーションは毎日唱えるために、非常に大きな効果があるものだ。しかし、逆に間違ったアファメーションも同じく非常に大きな効果を生む。そのためにも正しくつくることが大事である。

 

 

アファメーションの説明

さあ、アファメーションだ

 

これを続ければあなたも、ゴール達成される。

 

マイケル・フェルプスもこれで北京オリンピックで8個の金メダルを取ったのだ。8個だよ8個!!

 

でもやはり続けることが大事。毎日の日課にできるかどうか。それにかかっている。

 

毎朝起きたらまず、アファメーション
寝る前はアファメーション

 

できれば24時間365日アファメーション

 

現状対ゴールの臨場感の戦いの話はすでにした。

 

脳は臨場感の高いほうを現実だと思うようにできている。現実ではない高い臨場感をもったゴールは、現状の臨場感よりも勝った時に本当にそれが現実となる。

 

このカラクリを使った方法がアファメーションである。

 

ゴールの臨場感を高める技術といってもよい。

 

AFFIRMATION
「言葉」があなたの人生を決める

 

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「言葉」があなたの人生を決める
実践ワークブック

 

共に苫米地英人著

共にフォレスト出版

 

まずはこの2冊の本を買って読んでください。大事なことだから絶対読んでください。

 

これらを踏まえたうえで注意点をしるしていきたい。

 

続く

https://www.yamamotoatsushi.jp/

 

抽象度と最適化

 

今回は抽象度の話から始めよう。

 

抽象度とは物理次元から情報次元に広がっている宇宙には階層があり、そのレベルがあるということだ。

 

物理次元が一番低い抽象度で、情報次元に向かって無限に広がっている。

 

わかりにくいから例えで説明する。

 

僕には愛犬がいる。
名前をチャックという。犬種はウエスティ。
ここにいる。

 

こいつそのものは物理次元に存在している。触れるし、少し臭う。
チャックはここにいる。

 

しかし、ウエスティはどこにいる?チャックはウエスティだがウエスティになった段階で概念になる。白くて、人懐っこくて、よく吠える。などなどの要件をそろえた犬。ここでまた犬という概念が出てきた。

 

チャック
ウエスティ

哺乳類
生物

 

とだんだんと概念の階層を上がっていく。
これが抽象度の概念だ。

 

こいつだけ物理次元に存在していて、チャックと名付けられた段階から、情報次元にだんだんと移行していく。
ウエスティになると、もっと多くの概念を含む。犬になるとプードルも柴犬もすべての犬が含まれる。哺乳類になると僕もはいる。

 

このように物理次元を一番低い抽象度と呼び、無限(?)に階層性のある空間を情報空間、情報次元と呼ぶ。

 

もっと詳しく知りたい方はセミナーに来ていただくか、苫米地博士の本を熟読してほしい。

 

ここではこのくらいにして、スポーツで超一流アスリートを目指す、あたなへのレクチャーを始める。

 

あなたのトレーニングは何かというと、それは最適化である。魚が陸に上がったことを進化と呼び、フィンチがくちばしを環境に応じて変化させてきたことは最適化であり、退化だと話した。

 

その最適化をしているのがトレーニングなのだ。

えー?と思われただろうか?

 

競泳選手はずっと泳いでいると手に水かきができてくるという。それは早く泳ぐために体が最適化をしたのだ。そうスポーツ選手にとってトレーニングは必須であり、トレーニングなくして上達することなどありえない。

 

だから徹底的にトレーニングは必要だ。

 

しかしだ、あなたは必至でトレーニングをしたら超一流アスリートになれると思っているだろうか?

 

このブログで何度も話しているように、壁にぶち当たった時に何段階か進化しないと次のステージにいけないと感じていると思う。

 

そりゃそうだよね。

 

トレーニングだけなら誰だってオリンピックで金メダル取れちゃうよ。

 

ここで言いたかったことは最適化というトレーニングを誰よりも一生懸命にやった、その次の段階で進化しないといけないということだ。

 

情報空間に階層性があり、抽象度がある理屈と同じで、あなたのマインド内の抽象度を上げることが進化なのである。

 

そう、壁にぶち当たった時には抽象度を上げる必要があるのだ。
なかなか普通のアスリートはそれができない。

 

どうやってよいのかもわからないのだと思うが・・・

 

苫米地式コーチングにふれたあなたはそれができるということだ。

 

方法はすでに述べている。

 

ゴール設定だ。

現状では達成できないようなでっかい、でっかいゴールを設定することにより、そしてその臨場感をあげていくことにより、抽象度をあげ、進化することが可能になる。

抽象度をあげるのはこの方法しかない。

 

下から、よいしょと登れるようなものでなないのだ。上からゴールのホメオスタシスを働かせて引っ張り上げるしかない。

 

だからこそ、現状の外のゴールが必要なのだ。

マインドと体

 

苫米地式コーチングの根底に流れる基礎知識である情報空間と物理空間の関係性の話をしてみたい。

 

苫米地式コーチングではマインドと呼ぶが、
スポーツの世界ではメンタルと呼ばれることが多い。そしてメンタルに対してフィジカルがあり、区別されている。

 

精神と肉体

 

あなたはこの二つをどのように捉えていますか?

 

二つのバラバラなものであるとまでは思っていなくても、メンタルとフィジカルが同じものだとも思わないのではないだろうか?

 

まずは用語を統一するが、マインドと体という風に表現していく。

 

マインドと体は完全に関係している。
そこに疑問はないだろう。

 

するとどんな風に関係しているのか?

 

ここが今回のテーマである。

 

情報空間とはマインドの世界である。マインドで持ってアクセス可能な世界である。アニメや映画など誰かの頭の中で作り出される世界は情報空間のなかで作り出される。

 

物理空間とはその作り出された世界を表現するために、たとえば本の紙や映画のスクリーンなど色や形のあるものが使われたりする。その世界だ。木や森、水や川、海などの自然も物理空間に存在している。

 

人間はというと物理空間と情報空間の両方の宇宙に存在しているといえる。

 

人間だけではなく生命体はこの両方の宇宙に存在している。

 

あなたもマインドを持っているわけだが、マインドは情報空間に存在しているという感覚を持てるだろうか?

 

だって、あなたのマインドを見せろと言われても物理的に見せることができないでしょう。

 

物理的にないのであればないじゃん!などと文句を言われても いや、あるよ!と思うでしょう。

 

あるよという場所が情報空間だと思ってくれるとよい。

 

となると、あなたは最終的に超一流アスリートとして物理的な体が、すごいパフォーマンスを発揮するようにしたいわけだ。

 

とはいっても体だけ、鍛えても、それが叶わないことは今までの経験でも知っていると思う。

 

やっぱりマインドが大事だよな。なんて思っているだろう。ちなみにもし思っていない人は論外だ。

 

冒頭で触れたが、マインドと体はふたつの別々のものではない。強烈に関係している。

 

その関係とは

 

そうその関係とは

 

マインドが因であり、体は果なのである。

 

あなたのマインドがあなたの体を作っている。

 

しっくり、くるだろうか?

 

あなたの情報空間でつくりあげたあなたの像があなたの体であるということ。
あなたの情報空間でつくりあげたあなたの像があなたのパフォーマンスであるということ。
あなたの情報空間でつくりあげたあなたの像があたなの順位であるということ。

 

この感覚を身につけてほしい。

 

マインドが体を作っているのだ。

 

メンタルとフィジカルという感覚ではない。二つの違ったものという見方をしているという意味ではこの捉え方は間違っている。

 

情報空間におけるマインドを変えると物理的肉体に影響を及ぼし変化する。

 

だからマインドが重要なのだ

 

メンタル7割、フィジカル3割とかメンタル半分、フィジカル半分とかではない。

 

マインドが100%であり、その結果が体である。

 

マインドが俺は世界一の野球選手だと決めたから、フィジカルもそれに追随して世界一の野球選手の体になるのである。

 

脳と心、意識、無意識、これがマインドだ。このマインドをセットする。そうゴールに向けてセットする。
するとマインドの中の無意識があなたをゴールに連れて行く。

 

僕の感覚ではメンタルとは無意識というより意識のことだけを指しているように聞こえる。あくまでも一般に使われている言葉の僕の感覚だが・・・

 

人間の活動はほとんど無意識が動かしている。

 

その無意識を使わずに超一流アスリートへはなれないと思うんだ。

 

だからこそ

 

マインドの重要性を今一度考え直してほしい。

 

もう一度、言っておく。

 

マインドが全てだ!!

ゲシュタルトの説明

 

今回はゲシュタルト

 

ゲシュタルトとは抽象度をひとつあげるとそれまでは低い抽象度ではバラバラに見えていたものが整合的なひとまとまりのものとして認識できることである。

 

例えば、街灯。一つの街灯つまり電気の球だけ見ているとそれが街灯とはわからない。これは何?と質問されても電気の球としか答えないだろう。しかし遠くから眺めてみて、あ、街頭だとわかってからその一つの電気の球をみると街灯と答える。

 

低い抽象度では電気の球であるが
高い抽象度では街灯となる。

 

順序が逆になるかもしれないが、抽象度の話は次回にする。

 

バラバラに見えていたものが、ひとまとまりのものとして認識することができることをゲシュタルトができるという。

 

部分と全体の関係のことである。

 

例えば、あなたがバラバラ殺人の指の先を見つけたとしよう。あなたはその指が人間の体の一部であるとなぜわかるのか?

 

それはあなたが人間の体のゲシュタルトを持っているからだ。全体像を知っているために、ほんの一部分からそれの存在を知ることができるのだ。

 

これをゲシュタルトという。

 

ゲシュタルトを知ったうえで、今回は現状(ステータス・クオ)のことについて触れていきたい。

 

あなたは超一流アスリートへの道を歩き出した。

 

超一流アスリートへなるためには,何段階か進化をする必要がある。

 

しかし、進化を妨げるのは現状のコンフォートゾーンであることは以前、触れたと思う。

 

また、人間の脳はフル回転すると原子力発電所一個分のエネルギーを使うが、消化器官は脳ほど発達していないので餓死してしまうので、自分にとって重要であること以外はスコトーマにしてエネルギーを消費しないようにしていることも話した。

 

その次の話なのだが、脳のこの機能とはさぼる機能である。見てるのに見ていないのだ。脳は見た気にさせてエネルギーを使わないようにしている。なんと我々が見ているのは記憶なのである。

 

脳は一回見たものは見ない。以前見た記憶と照らし合わせて記憶を見させている。このようにして、エネルギーを使わないようにしているのだ。

 

現状とは現在の状態とその現在が、そのまま続いていった未来のことまでも含む。
現状からゴールに行きたいのだがゴールへの行き方はスコトーマに隠れて見えない。

 

見えているのは現状の記憶だ。

 

現状の記憶の中に進化への道があるわけがない。というか現状の外に飛び出すことが進化なのだから、当たり前ともいえるが。

 

あなたは今まで
何度も
何度も
何度も
何度も
何度も
同じ現状の記憶を繰り返している。

 

これではだめだ!絶対に変われない。

 

ではどうすればよいのか

 

それはマインドに新しい景色を見させてやるのだ。今まで見たことがない景色だ。

 

これを新しいゲシュタルトという。
またはゴールのゲシュタルトという。

 

あなたの現状は超一流アスリートではない。しかし、ゴール側には超一流アスリートのゲシュタルトが存在している。しかし、現状のホメオスタシスが何度も同じ記憶を見させていて引き戻す。

 

ここをぶち壊すんだ。

 

ゲシュタルトは二つ同時に維持できないという法則がある。

 

つまり現状のゲシュタルトとゴールのゲシュタルトは同時に維持できない。

 

だから、現状のゲシュタルトを壊してしまえば、勝手にゴールのゲシュタルトが選ばれるようになる。

 

だからこそ現状のゲシュタルトをぶち壊すんだ。

 

現状のゲシュタルトとはあなたのブリーフシステムそのもの。つまりあなたの価値判断そのもの、もっと言えばあなたの自我そのもののことである。

 

それをぶち壊すということだ。

 

あなたが進化するためにはこれは非常に重要なことなのである。

実践!セルフトークのコントロール

 

さあ、マインドを変えるための実践編だ。

 

ゴール側に臨場感を働かせるために必要なのは実は二つだけだ。これを徹底的にやると効果が抜群にあがる。

 

①セルフトークのコントロール
②アファメーション

 

セルフトークのコントロールを解説しよう。

 

まずはあなたが普段何気なく使っている言葉、この言葉があなたにどれだけ影響を与えているか考えたことがあるだろうか。

 

たとえ、困難なことでも心の中で「俺ならできる」「私にはできる」と思っていればできてしまう。こんなことを誰でも経験したことがあると思う。

 

それとは逆に「どうせ出来っこない」と思っていたケースはどうだっただろう?恐らくほとんどの場合が本当にできていない。

 

できることだからできたのか?
できると思ったからできたのか?

 

答えはできると思ったからできたのだ。

 

もし、これに対して疑問があっても、ここではそう信じて欲しい。もちろん科学的根拠や理論はあるので説明は可能だが、長くなりすぎるのでここでは触れない。

 

人はできると思うことができることなのだ。

 

だからこれからは絶対にできないとは思わない。
そして言葉としても絶対にできないとは言わないことだ。

 

セルフトークのコントロールとは意識して話す言葉と無意識に心の中で思う言葉の両方をコントロールすることをいう。

 

このセルフトークを自分の管理下に置く。
そして肯定的な言葉しか使わないように心掛けることだ。

 

心掛ける?

 

いや心掛けるでは弱い。

 

決心にしよう。

 

自ら語りかけている言葉を意識にあげて常に肯定的な言葉を使うように決心しよう。

 

今日一日もしくは明日一日自分が心の中でどんな言葉を使っているのか徹底的に意識にあげてみてほしい。

 

出来れば、

 

いや出来ればでは弱い。

 

必ず手首に輪ゴムをつけて下さい!

 

そして否定的な言葉、弱気な言葉、あなたらしくない言葉を使ったときはそのゴムを思いっきりパチンと引っ張って下さい!

 

これは無意識の行動を治すために、痛みという信号を肉体に訴えかけて、習慣を変えようとしているのだ。

 

実践してください。

 

実践するためには理論を知っていないと実践ができない。しかし理論だけ知っていても何も変わらない。だからこそ実践は徹底的にしてほしいんだ。

 

今日からは

 

難しいかもと思ったその瞬間

 

いや、俺ならできるだろう とすぐ言い直す。

 

意識的に使うことはもちろんのことながら、無意識に使っている言葉も意識にあげて徹底的にコントロールする。

 

これを繰り返してください。

 

続く

ポイントは臨場感!

 

これから実践に入っていくのだが、その前に臨場感について解説しておきたい。

 

現状のコンフォートゾーンにホメオスタシスが働いて引き戻されてしまう。このホメオスタシスをゴール側に働かせることが必要である。

 

これに成功すればゴールを達成できる。
あなたも一流アスリートの仲間入りだ。

 

マインドは一つの整合的なまとまりを探している。簡単に言うとマインドは落ち着く場所を探している。現状とゴールが相容れない二つの違った場所だとするなら居心地のよい方を選ぼうとする。

 

現状とゴールを比べてみた時にもちろん現状のほうが居心地がいい。ずっと今まで慣れ親しんできた場所なのだから。

 

これが多くの人が変われない理由であり、多くの人が超一流アスリートでない理由だ。

 

ここでゴール側にコンフォートゾーンを移行させたいのだが、マインドは一体何がコンフォートだと思っているのだろうか。

 

その答えが臨場感なのである。

 

臨場感のあるものをコンフォートゾーンだと思っているのだ。

 

コンフォートゾーンといえば、うれしい、たのしい、気持ちいい場所だと思うかも知れないが、マインドにとってはそんなこと関係ない。たとえ、どんなに苦しい状態がつづいていたとしても、それが死にたいほど苦しんでいたとしても、コンフォートゾーンなのだ。

 

コンフォートゾーンとは快適な場という、解釈ではなく慣れ親しんだ場である。

 

苦しい状態に慣れ親しんでいればコンフォートゾーンだということだ。

 

いったんコンフォートゾーンになってしまうと抜け出したくても抜け出せなくなってしまう。

 

もう一度言おう。

 

苫米地式コーチングにおいて臨場感のある場をコンフォートゾーンと呼ぶ。

 

現状とゴールは現状のほうがはるかに臨場感が強いからコンフォートゾーンとなり、ホメオスタシスの力で引き戻されてゴールが達成されない。

 

マインドの訓練とはゴールにホメオスタシスを働かせるための手法だ。

 

ということは、ゴールの臨場感を現状の臨場感よりあげる方法なのだ。

 

ゴールの場に慣れ親しむこと。
ゴールの臨場感をあげること。

 

是非覚えておいてほしい。

 

続く

駆け足で説明!苫米地式コーチング理論

 

7回にわたってコーチング理論の用語の解説をしながらマインドのカラクリを説明してきた。

 

理論のまとめとして全体像をもう一度見てみよう。

 

あなたはアスリートで、プロやオリンピックを目指している。またはプロでのキャリアを上げたいと思っている。
しかし、どうしていいのかわからない。

 

ここで苫米地式コーチング理論を知ってパフォーマンスをあげることに役立ててほしいというところからスタートした。

 

そこで、あなたにはマインドがありマインドこそがあなたのパフォーマンスを制限しているものであり、逆にパフォーマンスを劇的に向上させるものでもあると知ってもらった。

 

そしてそのマインドのカラクリを知ることにより、自分の脳やこころのなかで何がおこっているのかを知り、コントロールすることができることを目指した。

 

我々の認知にはスコトーマがあるために重要であることだけを認識し、重要でないことは認識に上がらない。この機能により生み出されているブリーフシステムによりあなたの現在の状況は決定されている。

 

ブリーフシステムを変えて超一流アスリートへの道を目指すために必要なことがゴールである。

 

しかもそのゴールはコンフォートゾーンの外に設定しなければならない。

 

コンフォートゾーンの中のゴールは最適化であり、進化への道にはならないからである。

 

コンフォートゾーンの外にぶっ飛んだゴールを設定した。

 

もちろんそれだけでは人は変わらない。

 

それは現状のホメオスタシスという機能が働き、あなたを元の状態に戻そうとするからである。

 

それは生体の安全の欲求と結びついているために強力なちからであなたを引き戻そうとする。

 

それに打ち勝って、ゴールを達成するためにはゴール側にホメオスタシスを働かせるということが必要になってくる。

 

そのエネルギーは俺なら必ずそのゴールを達成できるというエフィカシーが生み出してくれる。

 

エフィカシーとは今までの実績ではない。過去は全く関係なく、根拠のない「俺ならできる」というパワーなのだ。

 

こう見てみると最終的にエフィカシーがどれだけ大事かが分かってくる。

 

コンフォートゾーンの外に現状では絶対達成不可能なゴールを設定して、そのゴールを俺なら必ず達成できるというエフィカシーをガンガンに高めていくということがコーチング理論なのである。

 

理論はわかって頂けただろうか。

 

この理論は非常に重要だ。もう一度このブログや苫米地博士の本を読みなおしてほしい。

 

そしてきっちりと理論がはらに落ちたところで実践編に突入していこう。

 

実践編とはマインドのカラクリを知ったうえで次に、このマインドを訓練していくのである。

 

訓練なしではマインドも変わらない。

 

あの北京五輪で金メダルを8個もとった競泳選手、マイケル・フェルプスも実践していた手法である。

 

そのカギは臨場感だ!

 

続く

DB孫悟空のエフィカシー説明

 

進化するためにはコンフォートゾーンの外にゴールを設定するということはすでに話した。

 

そしてゴールに到達するエネルギーはエフィカシーによりつくられる。

 

エフィカシーとは

 

定義はゴールを達成させる能力の自己評価だ。

 

エフィカシーが高ければ勝手にゴールは達成されてしまう。逆にエフィカシーが低ければゴールは絶対に達成されない。

 

このはなしをドラゴンボールの悟空のはなしをつかって説明してみよう。

 

ドラゴンボールは知らない人はいないという前提で進めるので、もし知らないという人は先に読んでください。おもしろいですから

 

悟空は新しい敵が現れる度に強くなっていく。まあアニメや漫画や映画なんでもこのようなストーリーだが、逆にいうと普遍的テーマなのだと思う。

 

フリーザが現れた時などはこのままでは絶対に勝てないという状態に陥った時、悟空はどうなったかというと伝説の戦士スーパーサイヤ人に変身した。

 

これは究極の壁に遭遇したときに個体を進化させた。ということだ。

 

だって髪の色も、髪質も変わっていたのだから。DNAレベルで進化したとしか言いようがない。

 

一流アスリートへの道も同じで何度か個体として進化しないと越えられない壁を感じたことがあるのではないだろうか。

 

悟空はフリーザとの戦いの中で確かクリリンを殺された怒りで(記憶で書いているので間違っていたらごめんなさい。)覚醒する。

 

それが怒りという感情をきっかけとしたが、中身はこいつは絶対に倒す。という決意であったろうと思う。

 

自分より圧倒的に強い相手に、絶対に自分が勝つと心から思わなければいけない。のだ

 

悟空は私が予想するに、それまでは負けるかもと思っていたが、怒りで覚醒した瞬間フリーザを倒しているイメージを持ったのだと思う。その結果、肉体が劇的に進化したのだ。

 

ここが重要なところだ。

 

運よくスーパーサイヤ人になったからフリーザに勝てたのではない。

 

絶対に倒すと決意した(ゴール)。だからマインドはフリーザを倒しているイメージを探した。そのイメージに合致するように肉体を進化させた。その結果がスーパーサイヤ人なのだ。

 

ドラゴンボールがファンタジーの世界であり、例えとしてイメージはしやすかったかもしれないが、リアリティとしては低かったかもしれないが、これが認知科学をベースとした苫米地式コーチング理論である。

 

まずはゴールそしてそのゴールを俺なら、私なら必ず達成できる。というエフィカシー。
この二つが相まってゴール達成へと導かれる。あなたを進化させてくれる。

 

エフィカシーを高めてあなたのマインドの中のフリーザを倒してほしい。

 

続く

ホメオスタシスをずらす!

 

コンフォートゾーンの外にゴールを設定する重要性は知っていただけただろうか。

 

今回はホメオスタシスの説明をして行こうと思う。

 

ホメオスタシスとはもともとは医学用語で恒常性維持機能のことをいう。

 

たとえば、人間の体温は36.5度前後の一定の値を常に維持している。ウイルスの侵入などで一時的に体温があがったとしても、体は汗をかいたりして元の体温に戻すように働く。逆に体温が下がったら震えたりして体温を上げるように働く。

 

エアコンも28度設定にしたら、29度か30度になればスイッチがオンとなりエアコンが働き、26度か27度になるとスイッチがオフになり、設定した28度に戻すように働く。

 

つまり、ホメオスタシスとは体温などのように一定の状態、恒常性を常に維持し続けるという機能のことである。

 

もともとホメオスタシスは物理次元において説明された原理だったのだが、苫米地博士はホメオスタシスは情報空間にまで広がっていると唱えた。これをサイバーホメオスタシス仮説というのだが、詳しくはまたの機会に話すとして、ここで理解してほしいことは

 

人間のマインドも同じようにホメオスタシス機能が働くということだ。

 

どういうことか?

 

たとえば、現在では日本で30番目のランキングの男性アスリートがいたとしよう。彼がオリンピックの金メダルというゴールを設定した。ゴールとしては日本で一番でもないのにオリンピック金メダルを目指すのだから、ぶっ飛んでいてとても良いゴールといえる。

 

だだしマインドはというと

 

私は日本で30番目である。というホメオスタシスが働いてしまうのだ。

 

つまりランキングが上がって、20番目になると無意識はそこは自分のいる場所ではないコンフォートゾーンではないという機能が働いて、次の試合で負けて自分をコンフォートゾーンに戻そうとするのだ。

 

次第に、私はせいぜいランキング20番が精一杯の選手であり、オリンピックで金メダルをとることなんて出来っこないというブリーフシステムを形成してしまう。

 

リーグ2位のコンフォートゾーンを持っているチームは
2位のホメオスタシスにより優勝することができない。

 

オリンピック出場できるかどうかのコンフォートゾーンをもつアスリートは出場が叶ったとしても、オリンピック本大会では一回戦敗退してしまうなど。

 

このような例は多々あるだろう。

 

それもこれも、その現状を維持し続けようとするマインドのホメオスタシス機能の仕業なのである。

 

ではどうするかというと

 

現状ではなく設定したゴール側にホメオスタシスを働かせるということが必要になってくる。
現状にもホメオスタシスは働くがゴールにホメオスタシスを働かせることができるのだ。
これに成功すれば無意識の働きであなたをゴールへと運んでくれる。

 

先ほどのランキング30番目の彼は無意識のホメオスタシス機能が働いて負けてしまうと書いたが、ゴール側にホメオスタシスを働かせるとオリンピックで金メダルをとってしまう。

 

これがマインドのカラクリなのだ。

 

苫米地式コーチングにおいては

 

マインドの訓練が必要だ。マインドの訓練とはゴール側にホメオスタシスを移行させる訓練のことなのである。

 

続く