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こんにちは。山本です。
あなたにはこだわりはありますか。
こう質問されて、うん、私にはこんなこだわりあるよな。
なんていうようなこだわりはあまり問題にならないでしょう。
自分のこだわりに気づいている場合です。
アスリートの方もゲンを担ぐのが好きな人がいます。
勝ち続けているときは靴下は右からはくなどや
グラウンドに入るときは必ず左足からなど、色々とあるでしょうが
今回のテーマはこのような意識にあがるようなこだわりではなく
意識にもあがらないようなこだわりのことについてお話ししたいと思います。
意識にもあがらないこだわりなんて、こだわりじゃないんじゃないの?
という疑問が聞こえてきそうですが。
確かにそう。
こだわりは、大きくなってその人の思想哲学になってしまうともうこだわりではなくて、
当たり前になってしまいます。
しかし、周りからみたら明らかなこだわりであったり、自分でもふと冷静になったらこだわりに気づいたりする場合があるでしょう。
アスリートが自分の能力をもっと上げたいと思っていても、それを邪魔しているのは、こだわりから思想哲学にまでなってしまった、ほかならぬ自分自身の考え方の場合がほとんどなのです。
ここで私のこだわりの例を聞いてください。
私は病院に苦い思い出があって、病院に行くことが嫌いでした。
最初は病院は嫌だなと自分でもわかるこだわりだったのですが、
いずれ、病院の悪いところばかりの情報を収集するようになっていきます。
こだわりの正当化ですね。
するとそれは病院は悪いところだから行ってはダメだという考えた方がしみついてしまったのです。
そう、私の思想哲学にまでなってしまったのです。
病院には絶対に行かない!
私は幸い、そんなこだわりからは解放され、病院の良いところ、悪いところ、わかった上で
付き合うようになりました。
私が身をもって体験したように、ひとつのこだわりは成長を妨げます。
トップアスリートになるためには成長を妨げるものが一つでもあれば
それがボトルネックとなってなかなか前にすすみません。
こだわりを持たないことが大事なのです。
とはいうものの思想哲学になるぐらいまで根をはったこだわりは
なかなか自分で気づくことができません。
それは当たり前のように親から受け継がれた価値観かもしれませんし、
その思想哲学があったからこそここまで成功してきたんだというように
解釈しているかもしれませんし。
コーチングの必要性とは
実はこのこだわりをとることなのです。
あなたの思考にとりついた寄生虫だと思ってください。
その寄生虫を取り除けば体は健康な状態となるのと同じように
思考にこびりついた寄生虫を取り除くことにより、思考はクリアになり、
あなたにとって重要な情報がどんどん入ってくることになるのです。