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こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志です。
親が先人として、後進の子供に教えるべき最大のことは?
それはエフィカシーなのではないかと思っています。
人は案外教えられなければ、気づかないことは多いです。だから、親は子供にたくさんのことを教えたい。早く学ばせたいと思うのではないでしょうか。しかし、大抵の場合、教えたいことと学びたいことは合致していません。
学びたくもないのに、教えられると押し付けられているように感じてしまい、学ぶことの楽しさがその時点で損なわれてしまいます。
これを、続けていくと学ぶことそのものが嫌なことになってしまいます。こうなってしまうと子供の未来にとってすさまじい損害となってしまう。
このような意味でも、学ぶことの楽しさ、モチベーションを損なうことをしないようにしたいものです。
ではどうすればよいのか?
子供に教えるべきは何なのか?
この答えが冒頭でも述べたエフィカシーだということです。
エフィカシーとは大まかにいうと自己イメージのことです。
細かく定義すると自分の能力に対する自己評価となります。
エフィカシーが高いとは自己イメージが優れているということを表し、能力に対する自己評価が高いという意味になります。
わかりやすく言い換えると「私はすごい」と自分で自分のことを思っちゃえる能力のことです。
たくさんの知識を習得したからすごいと評価するのは世間だけです。世間は結果を見て評価するのだから当たり前。しかし、本当の認知のカラクリは「私はすごい」と思っちゃているから知識が習得されるのです。先に優れた自己イメージすなわちエフィカシーがあるのです。
子供に対して、親が教えたいことを教えることは、子供の能力を伸ばすという意味では完全に間違っています。
だから、子供には「私はすごいんだ」という自己イメージをつくり上げることが何よりも大切なのです。
すると、子供はとんでもないスピードとパワーで知識を習得していくでしょう。
学ぶことが楽しくて楽しくて仕方がない状態です。
そんな状態を作り上げていくためにも親がやるべきことは唯一です。
子供に対して、高いエフィカシーを維持すること。
上手くできたときは「さすが、あなたね。素晴らしい」
上手くできなかったときは「あなたらしくなかったね」
です。
ここで今回の本当に言いたかったテーマです。今から?と思われるかもしれませんが今まではイントロダクション!
実はこの言葉を言えるためには、親自身のエフィカシーが高くなくてはいけません。
子供に無限の能力を発揮させるためには、親はこの人生を心から楽しんで、大きなゴールを持ってそれに挑んでいる状態でなくてはなりません。
でないとエフィカシーを教えることができません。
(心の中で)私は出来ないけど「君ならできる!」って言われても子供は困ってしまいます。
(心の中で)私にも出来たから「君ならできる!」にしなくっちゃ!
だからこそ、子供のことを真剣に考えるあなたこそがあなた自身のことをそれと同じだけ大切に考えなければならないのです。