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苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志です。
社会の中では優等生がよしとされている。では、優等生とは一体なんなのか。そんなことを考えてみよう。
優等生とは、義務教育を通して、社会人になっていく過程で、社会の中で一番使える存在のように感じる。資本主義の枠組みの中では、上司の言うことを素直に聞く部下を優等生というのではないだろうか。そのマインドがいつ出来上がってきたかというと、子供の頃に親や教師の言うことを素直に聞くとところから生まれてきていると思っている。
もちろん、勉強やスポーツも優秀であることと優等生であることとはつながっているとは思う。しかし、それに加えて社会的に優等生と言われるのは上記のような上の言うことを素直に聞くという人のことを指しているように感じるのは私だけではないと思う。
では、親や教師や上司の言うことを聞くことが本当に良いことなのか。
それを考えてみよう。
私は二つの視点で答えが違うと思っている。
一つ目の視点、社会という視点だ。
社会から、一個人を見てみる視点だ。この世の中は確かにピラミッド構造の人間関係が成り立っている。そのピラミッド構造を維持するためには上が下に教育する。それによって成り立っているのだから、社会というピラミッドを維持するという視点から見てみると上の言うことを素直に聞く能力はよいといえるだろうと思う。
しかし、二つ目の視点、個人の視点から見るとそうは言えない。「私」という視点だ。
個人は社会のピラミッド構造を維持するために存在しているのではない。あくまでも個人の人権は尊重されるべきだから、自由に生きてよいはずだ。その視点から見て、上の言うことを素直に聞くということは奴隷のような存在として自分を扱っていると言えないだろうか。私にはそう見えてしまう。
私はコーチなのでどちらかというと個人の視点の方を尊重しており、ピラミッド構造を維持するための人づくりには興味がない。だから私は個人は優等生を目指すべきではないと思っている。
個人の視点を尊重するコーチからすれば、優等生なんてやめちまえ!と言いたい。
今回はそれが言いたかった。
気持ちがいいからもう一回言おう。
優等生なんてやめちまえ!
社会の視点から自分を見るブリーフシステムを持っている人はとても多い。そんな視点は捨てちまえ!
大事なのは個人、そうあなただ。
あなたが何をしていると楽しいのか、何をしていると嬉しいのか、何をしていると心が躍るのか、それを考え、その通りに生きてほしい。
え?いいんですか?優等生ならきっとそういうだろう。
いいんです!
その為に人は生まれてきているんだ。
やりたいことをやりたいようにやる。それが唯一、あなたがやるべきことだと私は思っている。
そうではないですか。一生誰かの言うがままに生きるのですか。