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本棚の整理で自我の整理

 

 

年末になり、慌ただしい毎日を過ごしている方も多いのではないでしょうか。

 

私も年末ということで、大量の本を整理してみました。

 

本は趣味でもあるので、いつのまにか量が増えてしまいます。量が増えると、本棚の奥と手前の両方におくようになって片づけでもしない限り、奥の本を読み返すことは絶対になくなります。

 

ですから、本棚を増やすか本を処分するかの選択になるのですが、家の都合上無限に増え続けそうな本をストックできるようなスペースの確保はやはり難しいです。

 

ということで処分を選択しました。

 

残す本と処分する本、これらをどう分けるか。

 

皆さんも同じようにされていると思いますが、自分にとって重要な本と重要でない本の選別をします。

 

我々の自我も同じで私が私だと思っている私とは本来、空なのでこれ!と取り出すことのできないものです。すると私とは何々だという情報で私を定義しています。

 

その情報は本の選別と同じように重要であるかどうかが振り分けの基準となっているのです。

 

自分にとって重要であると思っている事柄の集合が自我だということです。

 

そんな視点から、本棚を見てみると本棚は考え方を形成しているものでもあり、自我を形成しているものであるといってもいいと思います。だから誰かに本棚を見られるとちょっと恥ずかしかったりするときもあるのです。

 

その本棚を整理すると、自我を整理しているような気分になりとても気持ちがいい。

 

本棚だけではなく、家の整理や整頓をすると自分の頭の中が整理されることなので、定期的な整理は欠かせないことですね。

 

皆さんも年末に向けて物理場と情報場の整理をして、新しい年と共に新しい自我を手に入れて欲しいと思います。

 

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