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スポーツにおいて感情のコントロールが重要であることは誰でも知っていると思う。
そのあたりを具体的に考えてみよう。
負けて悔しいという感情はどうだろう?
私はNO1の選手なのだというホメオスタシスを維持していれば、もし負けたら、NO1ではないじゃないかというブリーフシステムの葛藤がおきる。
その葛藤が感情となって現れる。
悔しさが現れたり、絶望感が現れたり、挫折感、恐怖感
NO1であるという自己イメージとともに常にそうではないのかもしれないという状況になるのはよく考えてみると当たり前だ。
NO1であるという自己イメージは未来のものである。
未来にNO1であればよいのだ。
そして未来のNO1の道を登っていくときに連戦連勝というわけにはいかないのは当然だ。
そのときには必ずいろいろな感情が押し寄せる。
感情は比較的古い脳が活性化した状態なので、理性という比較的進化した脳を使って、この問題を解釈し直すことが重要である。
どういうことか。
未来にNO1であるということは現在もNO1である。
こう思う必要がある。
しかし、未来にNO1でも現在はその力量を手に入れていないわけだから、負けてしまうこともある。
そんなときには
未来のNO1の俺らしくないなと解釈するのだ。
そして現在のNO1ではない改善点をみる。一度だけみる。見すぎてはいけない。
なぜなら、見すぎると現状の自分が強化されてしまうから。
未来のNO1の私はその改善された状態の自分であるはずだ。
今回の体験はそのことに気付くための体験だったんだと解釈する。
ここで未来のゴールの臨場感が増したわけだ。
すなわち未来にNO1である私に一歩近づいたわけだ。
このように、負けたときや調子が悪かったときに、ネガティブな感情が現れた時にはこのように理性的セルフトークにより、感情に介入して、解釈を変える必要がある。
そしてそのときに絶対に未来のゴールのエフィカシーを下げないことだ。
この感情のコントロールができればあなたはすぐにNO1の未来の私に出会うことになるのだ。