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スポーツにとって勝敗はどうでもよい。順位はどうでもよい。
えーと思われただろうか?
ゴール設定で注意してほしい、とても大事なことだ。
勝敗や順位を過剰に意識しすぎるとエフィカシーを下げてしまう。絶対負けないぞと思えば思うほど脳は負けを意識するようになる。勝とうとするればするほど同時に負けを意識していることにもなるのだ。
スポーツをやってればもちろん勝つとうれしい。
しかし、そのうれしいと思うブリーフシステムを一度疑ってみる必要がある。
スポーツを子供のころに我々は学んだ。教えてくれたのは先生や親やコーチや監督と呼ばれる人だっただろう。
その人達から勝つ重要性を叩き込まれている。それは直接的に言われることもあったろうが、無意識的にも徹底的に刷り込まれていると思う。
例えば、負けたらコーチや監督が説教してくる。それを悲しそうに親が眺めている。そしてそんな暗い状況下の中で仲間も申し訳なさそうな雰囲気を醸し出している。
そんなあなたは「あー負けたらだめなんだ」と心に刻み込む。
逆に勝った時にはお祭り騒ぎのようにみんなで楽しんだり、褒めてくれたりしたのではないか。
こんな状況であなたの重要性は
勝つことが善であるという強烈なブリーフシステムの形成をおこなったんではなかろうかとうことだ。
勝負けや順位はスポーツにおいては結果である。
大事なのはゲーム性とその中でいかに超一流クラスのパフォーマンスを発揮できるかということだ。
ゲーム性とは、一定のルールの中でどれだけのパフォーマンスを発揮できるかということ。ゴルフのハンディキャップや野球のプロやアマの区別、各種競技での体重別、年齢制限などを課して、戦う者同士の力の差をあわせて、その中で各々がパフォーマンスを発揮させてゲームとして楽しむことである。
スポーツにおいてのゴールは,勝つことや順位にしてはいけない。
びっくりするかもしれないがいけない。
なぜかというと
先ほども言ったがあなたを超一流アスリートにするためのエフィカシーが下がってしまうからだ。
アファメーションの11のルールの中のひとつにも比較をしないという項目があったことを思い出してほしい。
相手が負けて、自分が勝つとうれしい。は比較、優劣だ。
それはだめ!
ではどうするか
あなたのパフォーマンスに焦点をあてるのだ。
それが今は10秒台だが、9秒台をだしてやるぜ!であったり
どんな緊迫した場面でも焦らず、自分らしいプレーをやり続けるぜ!であったり
と自分のパフォーマンスにおけるゴールを設定してほしいのだ。もちろんコンフォートゾーンの外にね。
サッカーワールドカップブラジル大会でのメッシの活躍を思いだした。
アルゼンチンはベスト4で敗れはしたが、メッシはMVPを獲得した。
僕から見ると、ワールドカップという大舞台にも関わらず、メッシは常にリラックスを続けてプレーしたように見えた。メッシは普段から運動量は抜群に少ないのだが、あんな大舞台で、他の選手が命をかけてプレーしているような状況を間近でみながらも、ひょうひょうとのんびり、プレーしていたようにみえた。
メッシのこころのうちは知らないが、どんな状況下でも影響を受けず最高のパフォーマンスをするための選択ができるというのは超一流の証だろう。
あなたのゴール設定に勝敗や順位を持ち込むのはやめてほしい。
あなたのパフォーマンス、チームのパフォーマンス
これを超人級にしたときに、勝敗や順位は結果としてついてくると思ってください。