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7回にわたってコーチング理論の用語の解説をしながらマインドのカラクリを説明してきた。
理論のまとめとして全体像をもう一度見てみよう。
あなたはアスリートで、プロやオリンピックを目指している。またはプロでのキャリアを上げたいと思っている。
しかし、どうしていいのかわからない。
ここで苫米地式コーチング理論を知ってパフォーマンスをあげることに役立ててほしいというところからスタートした。
そこで、あなたにはマインドがありマインドこそがあなたのパフォーマンスを制限しているものであり、逆にパフォーマンスを劇的に向上させるものでもあると知ってもらった。
そしてそのマインドのカラクリを知ることにより、自分の脳やこころのなかで何がおこっているのかを知り、コントロールすることができることを目指した。
我々の認知にはスコトーマがあるために重要であることだけを認識し、重要でないことは認識に上がらない。この機能により生み出されているブリーフシステムによりあなたの現在の状況は決定されている。
ブリーフシステムを変えて超一流アスリートへの道を目指すために必要なことがゴールである。
しかもそのゴールはコンフォートゾーンの外に設定しなければならない。
コンフォートゾーンの中のゴールは最適化であり、進化への道にはならないからである。
コンフォートゾーンの外にぶっ飛んだゴールを設定した。
もちろんそれだけでは人は変わらない。
それは現状のホメオスタシスという機能が働き、あなたを元の状態に戻そうとするからである。
それは生体の安全の欲求と結びついているために強力なちからであなたを引き戻そうとする。
それに打ち勝って、ゴールを達成するためにはゴール側にホメオスタシスを働かせるということが必要になってくる。
そのエネルギーは俺なら必ずそのゴールを達成できるというエフィカシーが生み出してくれる。
エフィカシーとは今までの実績ではない。過去は全く関係なく、根拠のない「俺ならできる」というパワーなのだ。
こう見てみると最終的にエフィカシーがどれだけ大事かが分かってくる。
コンフォートゾーンの外に現状では絶対達成不可能なゴールを設定して、そのゴールを俺なら必ず達成できるというエフィカシーをガンガンに高めていくということがコーチング理論なのである。
理論はわかって頂けただろうか。
この理論は非常に重要だ。もう一度このブログや苫米地博士の本を読みなおしてほしい。
そしてきっちりと理論がはらに落ちたところで実践編に突入していこう。
実践編とはマインドのカラクリを知ったうえで次に、このマインドを訓練していくのである。
訓練なしではマインドも変わらない。
あの北京五輪で金メダルを8個もとった競泳選手、マイケル・フェルプスも実践していた手法である。
そのカギは臨場感だ!
続く