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こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志です。
プロスポーツ選手はなぜメンタルコーチが必要なのかというテーマでいきたいと思います。
プロスポーツ選手は極限の心理状態の中で最高のパフォーマンスを出す必要があります。プロスポーツ選手は相対の関係で負けると思った時点で負けることを知っています。
当然、単に強気になるというだけでも勝てない。
揺れる心の動きをコントロールすることが自分のキャリアに関わることを痛いほどわかっているからこそ、メンタルコーチを必要とするのです。
それではメンタルコーチの役割とはどういったものなのでしょうか。
メンタルコーチの役割は冷静にさせること。リラックスさせること。集中状態を維持させること。といったことがあげられます。
しかし、中でも一番重要なことはエフィカシーを下げさせないことです。
どんな場面においても高いエフィカシーを維持することです。
あらゆるスポーツはその対戦相手がいたとしても、最終的には自分のマインドとの戦いになります。
テニスなどでは、ネットの向こう側の相手と戦っているように見えますが、(実際戦っているのは事実です)その相手は自分の脳内にいるのであって、その脳内で相手に負けてしまえば、結果もそのまま表れてしまいます。
対戦相手が自分の脳内にいるとはどういうことか?
視覚などの五感はあらゆる感覚器を通じて、結局、脳内の神経ネットワークを通じて情報として認識されます。
つまり、この世界の全ては脳内には情報として伝わっていると言えるのです。
だから、目の前に映った対戦相手も自らの脳内の情報として認識されているということです。
ということは脳内、ここでいうなら心でしょうか。マインド、メンタルという言葉でも同じです。
メンタルに統一しましょうか。
メンタルが相手に勝つか、負けるか。
このことが、パフォーマンスに及ぼす影響ははかり知れません。
私はこれが全てと言っても過言ではないと思っています。
もちろん、その試合の時だけという意味合いではなく、何週間も前から、いやそのスポーツを始めたときからずっと勝つメンタルを作り上げてきた人が、強い人なのです。
気づかれた方もいるかもしれませんが、
実はこのメンタルの強さとはゴールの大きさのことなのです。
大きなゴールを掲げてその自分にふさわしい自分のイメージを長年トレーニングと共に培った人がメンタルの強い人と言われる人であり、成功を手にしている人なのです。
そして、成功しているスポーツ選手は、このようなゴールの設定の仕方を教えてくれた存在が必ずいます。子供の頃では親になるでしょう。
卓球の福原愛選手や、イチロー選手、タイガーウッズにしても、必ず親がそばにいて精神的サポートを行ってきました。
メンタルという領域も、心理の技術です。誰かのサポートがなくてはうまく自分の心を乗りこなせないのです。
一人の力で乗り越えていくことは極めて難しい領域なのです。
これがメンタルコーチが必要な理由です。
スポーツ選手はメンタルコーチをつけることで飛躍的に成長することを知っていただけたでしょうか。