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こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志です。
現状の外にゴールを設定する。高いエフィカシーを持つ。これらのことが重要であることは今さら言うまでもないことです。
しかし、これらのことが理解されていないとどんなことが起こるのかをテーマとしたいと思います。
エフィカシーが低いということは簡単に言うと自信がないように見えます。それは多くの人が感じる感覚だと思います。
ところで、現状の外にゴールがない状態といえば、高いエフィカシーを持つ必要もなくなります。なぜなら、エフィカシーを使って行くための、行き場がないのですから。
エフィカシーとは現状の外の世界を見て、そこに臨場感を持つ力。リアリティを現状ではなく、ゴールに持つ力なわけですから、現状の外にゴールがなければエフィカシーなど必要ないということになってしまいます。
すると現状の外のゴールがない状態では、本当のエフィカシーではなく、変な自信がある人が出現します。
私からするとそういう人はすごく傲慢に見える。
未来の高いゴールに向かっている人は自分の中での色々な葛藤を乗り越え、勇気や感謝の気持ちが自然と生まれているようです。
それに対して、現状の中で、気分良くなりたい人は、今ある自分の状況の中から自信を持てることを探し出し、偉そうに振る舞おうとします。
現状の中にいながらも、人からよく見られたいと思うからでしょうか。様々だとは思いますが、なにせ、傲慢です。
現状の中の自信のある人を見ても、少なくとも、私はかっこいいとは思えませんがどうでしょうか。
そんなものはエフィカシーとはいいません。
エフィカシーは現状の外のゴールを引き寄せてくるための力のことです。
私たちは現状の外のゴールと、それを叶えるための高いエフィカシーが必要なのです。
その過程は、心の中での、脳の中でのアドベンチャーと言えると思います。
現状の外へのゴールにチャレンジをしなければ、現状の中で自信がなく生きるか、自信を持てる場所を強引に探し出して、偉そうに振る舞うかのどちらかです。
井の中の蛙になってしまいます。
だからこそ、現状の自分を壊す。
そして新しい自分を見つける。
この繰り返しの作業が必要となるのです。