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今回は抽象度の話から始めよう。
抽象度とは物理次元から情報次元に広がっている宇宙には階層があり、そのレベルがあるということだ。
物理次元が一番低い抽象度で、情報次元に向かって無限に広がっている。
わかりにくいから例えで説明する。
僕には愛犬がいる。
名前をチャックという。犬種はウエスティ。
ここにいる。
こいつそのものは物理次元に存在している。触れるし、少し臭う。
チャックはここにいる。
しかし、ウエスティはどこにいる?チャックはウエスティだがウエスティになった段階で概念になる。白くて、人懐っこくて、よく吠える。などなどの要件をそろえた犬。ここでまた犬という概念が出てきた。
チャック
ウエスティ
犬
哺乳類
生物
とだんだんと概念の階層を上がっていく。
これが抽象度の概念だ。
こいつだけ物理次元に存在していて、チャックと名付けられた段階から、情報次元にだんだんと移行していく。
ウエスティになると、もっと多くの概念を含む。犬になるとプードルも柴犬もすべての犬が含まれる。哺乳類になると僕もはいる。
このように物理次元を一番低い抽象度と呼び、無限(?)に階層性のある空間を情報空間、情報次元と呼ぶ。
もっと詳しく知りたい方はセミナーに来ていただくか、苫米地博士の本を熟読してほしい。
ここではこのくらいにして、スポーツで超一流アスリートを目指す、あたなへのレクチャーを始める。
あなたのトレーニングは何かというと、それは最適化である。魚が陸に上がったことを進化と呼び、フィンチがくちばしを環境に応じて変化させてきたことは最適化であり、退化だと話した。
その最適化をしているのがトレーニングなのだ。
えー?と思われただろうか?
競泳選手はずっと泳いでいると手に水かきができてくるという。それは早く泳ぐために体が最適化をしたのだ。そうスポーツ選手にとってトレーニングは必須であり、トレーニングなくして上達することなどありえない。
だから徹底的にトレーニングは必要だ。
しかしだ、あなたは必至でトレーニングをしたら超一流アスリートになれると思っているだろうか?
このブログで何度も話しているように、壁にぶち当たった時に何段階か進化しないと次のステージにいけないと感じていると思う。
そりゃそうだよね。
トレーニングだけなら誰だってオリンピックで金メダル取れちゃうよ。
ここで言いたかったことは最適化というトレーニングを誰よりも一生懸命にやった、その次の段階で進化しないといけないということだ。
情報空間に階層性があり、抽象度がある理屈と同じで、あなたのマインド内の抽象度を上げることが進化なのである。
そう、壁にぶち当たった時には抽象度を上げる必要があるのだ。
なかなか普通のアスリートはそれができない。
どうやってよいのかもわからないのだと思うが・・・
苫米地式コーチングにふれたあなたはそれができるということだ。
方法はすでに述べている。
ゴール設定だ。
現状では達成できないようなでっかい、でっかいゴールを設定することにより、そしてその臨場感をあげていくことにより、抽象度をあげ、進化することが可能になる。
抽象度をあげるのはこの方法しかない。
下から、よいしょと登れるようなものでなないのだ。上からゴールのホメオスタシスを働かせて引っ張り上げるしかない。
だからこそ、現状の外のゴールが必要なのだ。