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今回はゲシュタルト
ゲシュタルトとは抽象度をひとつあげるとそれまでは低い抽象度ではバラバラに見えていたものが整合的なひとまとまりのものとして認識できることである。
例えば、街灯。一つの街灯つまり電気の球だけ見ているとそれが街灯とはわからない。これは何?と質問されても電気の球としか答えないだろう。しかし遠くから眺めてみて、あ、街頭だとわかってからその一つの電気の球をみると街灯と答える。
低い抽象度では電気の球であるが
高い抽象度では街灯となる。
順序が逆になるかもしれないが、抽象度の話は次回にする。
バラバラに見えていたものが、ひとまとまりのものとして認識することができることをゲシュタルトができるという。
部分と全体の関係のことである。
例えば、あなたがバラバラ殺人の指の先を見つけたとしよう。あなたはその指が人間の体の一部であるとなぜわかるのか?
それはあなたが人間の体のゲシュタルトを持っているからだ。全体像を知っているために、ほんの一部分からそれの存在を知ることができるのだ。
これをゲシュタルトという。
ゲシュタルトを知ったうえで、今回は現状(ステータス・クオ)のことについて触れていきたい。
あなたは超一流アスリートへの道を歩き出した。
超一流アスリートへなるためには,何段階か進化をする必要がある。
しかし、進化を妨げるのは現状のコンフォートゾーンであることは以前、触れたと思う。
また、人間の脳はフル回転すると原子力発電所一個分のエネルギーを使うが、消化器官は脳ほど発達していないので餓死してしまうので、自分にとって重要であること以外はスコトーマにしてエネルギーを消費しないようにしていることも話した。
その次の話なのだが、脳のこの機能とはさぼる機能である。見てるのに見ていないのだ。脳は見た気にさせてエネルギーを使わないようにしている。なんと我々が見ているのは記憶なのである。
脳は一回見たものは見ない。以前見た記憶と照らし合わせて記憶を見させている。このようにして、エネルギーを使わないようにしているのだ。
現状とは現在の状態とその現在が、そのまま続いていった未来のことまでも含む。
現状からゴールに行きたいのだがゴールへの行き方はスコトーマに隠れて見えない。
見えているのは現状の記憶だ。
現状の記憶の中に進化への道があるわけがない。というか現状の外に飛び出すことが進化なのだから、当たり前ともいえるが。
あなたは今まで
何度も
何度も
何度も
何度も
何度も
同じ現状の記憶を繰り返している。
これではだめだ!絶対に変われない。
ではどうすればよいのか
それはマインドに新しい景色を見させてやるのだ。今まで見たことがない景色だ。
これを新しいゲシュタルトという。
またはゴールのゲシュタルトという。
あなたの現状は超一流アスリートではない。しかし、ゴール側には超一流アスリートのゲシュタルトが存在している。しかし、現状のホメオスタシスが何度も同じ記憶を見させていて引き戻す。
ここをぶち壊すんだ。
ゲシュタルトは二つ同時に維持できないという法則がある。
つまり現状のゲシュタルトとゴールのゲシュタルトは同時に維持できない。
だから、現状のゲシュタルトを壊してしまえば、勝手にゴールのゲシュタルトが選ばれるようになる。
だからこそ現状のゲシュタルトをぶち壊すんだ。
現状のゲシュタルトとはあなたのブリーフシステムそのもの。つまりあなたの価値判断そのもの、もっと言えばあなたの自我そのもののことである。
それをぶち壊すということだ。
あなたが進化するためにはこれは非常に重要なことなのである。